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見目麗しきYAMAHAビューティー、驚愕♪(アーカイブ)

見目麗しきYAMAHAビューティー、驚愕♪
傑作(1)
2008/3/22(土) 午前 1:24  オーディオばか戦記★アンプ激闘史  オーディオ

イメージ 1

CX-10000を通電しっぱなし丸二日間、筐体は結構熱くなっている。
もう十分試聴できる状態になった。

左下のON/OFFをOFFにするとオレンジの液晶が消え(上記写真)、デジタル領域が完全にスルーとなる。
CX-10000はデジタル入力も備えているが、今回はアナログライン系に絞っての試聴とする。

小生システムでは現在5台のプリアンプが稼動中で、音楽や気分に合わせてチョイスしている。
これら5台のプリアンプとスクランブルで比較試聴した。

対戦相手
・マークレビンソン No.38SL (1994年発売 定価:1,100,000円)
・マークレビンソン No.26BAL(1988年発売 定価:1,300,000円)
・マークレビンソン No.28  (1990年発売 定価: 750,000円)
・アキュフェーズ  C-280V (1991年発売 定価: 800,000円)
・アキュフェーズ  DC-300 (1997年発売 定価: 980,000円)

5台とも時代も価格もバラバラである。
この中でも、アキュフェーズのDC-300は、時代こそ違うがCX-10000と同じ「デジタルプリ」という
カテゴリーであるため、その比較が非常に興味深い。

プリアンプ以外は
エソテリックP-70 → マークレビンソンNo.30.6L→ 試聴プリ →ソニーTA-NR1 → JBL K2S5500
で統一、プリとパワー間はRCAアンバランス接続とする。

一発目、
高品質のヴォーカル収録で最近注目の藤田恵美「Camomile Best Audio」
ヴォーカル自体はヘタウマのレベルだが、国内盤にしては珍しく音場空間の高さが明瞭に分かるソフトだ。

CX-10000で驚いたのは、そのSN比の高さである。
これまでSNではDC-300が他の4台を圧倒的に凌駕していたが、CX-10000の静けさはDC-300に迫るものがある。
わずかに高域にカクテル光のような響きがのるところがDC-300と違う点だ。DC-300のほうが無色透明である。
この高域の繊細な響きが俗に言う「YAMAHAビューティー」である。

この淡い響きにより、ヴォーカルの背景の空気感が、より有機的に再現される。
ヴォーカルの定位、も見事。実にリアリティ豊かに表現する。
アコースティック・ギターの深みのある音色が、透明な音場空間に沁みわたる。
中低音の切れ味や、低奏部分の押し出し感はN.26BALやC-280Vには及ばないが、No.28を上回る。

時折、高域で突っ張るような硬さが覗くのが気になるが、
これは全所有者がずいぶんとCX-10000を使用していなかったため、エージング不足のような気もする。

2曲目「Best of My Life」で頭上から降り注ぐ流れ星のようなパーカッションの音は、
CX-10000がもっとも好ましい。
ひとつひとつの音の礫がキラキラと輝いて幻想的。音像の立体感も見事である。

次にアンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)「カルメン幻想曲〜ヴァイオリン名曲集」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ジェイムズ・レヴァイン
よりサラサーテのツィゴイネルワイゼン、カルメン幻想曲

CX-10000で聴くヴァイオリン高弦の倍音感が切れ味抜群である。
中低音の余韻も深くリアルに展開する。オケとのバランスも良好。
残念ながら、ここでも低音のエネルギー感が若干薄く感じられる。
どうしても耳は、高域のシルキータッチな「YAMAHAビューティー」的美音にいってしまうからだろうか。

高域の切れ味に関してはC-280Vがアキュフェーズ歴代プリでは1〜2位を争うが、
CX-10000もなかなかなものだ。
DC-300は薄刃の剃刀の切れ味、No.26は日本刀の切れ味、
C-280Vは同じ日本刀でも兜も一刀両断の同田貫の切れ味、CX-10000は手術用メスのような鋭い切れ味である。
ちなみにN.38SLはCX-10000と同じ手術用メスでもレーザーメスの切れ味だ。

ここまで聴いた限り、CX-10000はとても20年前の国産プリとは思えない驚愕の音質である。
最新のハイエンドプリアンプを凌駕するとまでは言い切れないが、
同じ土俵で戦えるだけの器量は持ち合わせていると思う。

最近では秋葉原の某ショップで、
マークレビンソンNo.32L(320万)やヴィオラ・スピリット(475万)、
ゴールドムンド・ミメイシス22シクネチュア(630万!!)等の100万オーバーのハイエンドプリアンプを
試聴する機会があった。
どれも素晴らしい音質で、特にスピリットの耽美的な美音はゼロが一つ少なければ(笑)
即買していたかもしれない。
もし、CX-10000がこれら超ハイエンド機にまじって、ブラインドでただ音だけを聴かせたとしたら、
ほぼ9割がたのオーディオファイルは海外ハイエンドの数百万するプリでは、と思い込むだろう。
現行ハイエンドと十分肩を並べることができるほどの個性をCX-10000はもっている。

小生、元来天邪鬼なので、例のY氏のCX-10000の評価とは異なる結果を下そうと思っていたのだが、
これほどまでの個性豊かな美音を聴かされると、残念ながら、概ねY氏と同様の高評価せざる負えまい。

これだけのクオリティを有するCX-10000が、
ローコストのプリメインアンプを新品で買うぐらいの予算で入手できるのはオークションの醍醐味である。

しかしながら、この現実。
アンプの成長は20年前ですでに完成の領域に達していたのではないだろうか。
逆にミントコンディションのマランツ#7の音色などは、現代アンプで到達できない孤高の領域にある。

何百万もする最新ハイエンドプリアンプを否定はしないが、なんとなく虚しく思えてくるのは小生だけだろうか。

コメント

コメント(1)
No title
SEEDさん、こんばんは♪

懐かしのCX-10000記事に「ナイス!」いただき、ありがとうございますヽ(^О^)ノ

コレとは異なる個体でチューンしたCX-10000は、今でも手元にあります!☆~(^-゜)v

なめちゃん仙人

2014/07/09 01:47 URL 編集 返信
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