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PL-70パルテノン、女性ヴォーカルと戯れる・第二幕♪(アーカイブ)

PL-70パルテノン、女性ヴォーカルと戯れる・第二幕♪

記事日時:2011/06/13 00:43:26


さてさて、インターミッションは終了だ!!!(笑)
えっ!!早すぎるってぇ~♪ 皆、トイレは行っただろうか! ウ○コしたかい! ゆっくりと風呂に入っただろうか(爆)

いよいよ、『PL-70パルテノン、女性ヴォーカルと戯れる』 怒涛の“第二幕"の開幕であ~る! ここで、少々嗜好を変えて、日本人の女性ヴォーカルを聴いてみよう。

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J-POPディーバの超大御所、荒井由実(松任谷由実)を聴いてみたい。

小生のアナログ時代、耳タコになるほど聴いたデビューアルバム「ひこうき雲」(1973年)とサードアルバム「COBALT HOUR」(1975年)だ。「ベルベット・イースター」、「雨の街を」、「卒業写真」、「ルージュの伝言」などユーミン初期の名曲が目白押しのアルバム群である。

この2枚のアルバムにセカンドアルバム「MISSLIM(ミスリム)」(1974年)を加えた初期3部作には、荒井由実のミュージカリティの全てが凝縮されているといっても過言ではないだろう。

初期の荒井由実アルバムは、どっしり落ちついた低域に、あの独特のヴォーカルがエコーレスで乗ってくるのが特徴だ。ただし、このヴォーカル、一聴、デッドでノンリヴァーブに感じるが、良く聴くと巧みにエコーをかけて声の広がり感を醸し出している。

情報量の少ないプレーヤーだと分かり難いのだが、PL-70は見事に、その僅かなエコー成分のスペクトラムを階調豊かに再現してみせる。そのエコーがヴォーカルの色艶となり、今そこにいるようなナマっぽさを演出する。

これらアナログ盤は過去、何度も聴いてきているし、勿論、同タイトルのCD盤も愛聴してきたが、PL-70が演出する荒井由実の“生臭さ"は、これまでに聴いたことのない、リアルな芳香を放っている(笑) また、母音の発声が力強くヌケが非常に良い。

日本語の場合、母音の明瞭度が歌唱を活かす大きな要素となる。例えば、「卒業写真」の一説の歌唱を文字で表すと、こんな感じだ。

町で見かけたときぃぃー 何も言えなかったぁぁー 卒業写真の面影がぁぁーー そのままだったからぁぁーーー 人ごみに流されてぇぇーーー 変わってゆく私をぉぉーーー あなたはときどきぃ 遠くで叱ってぇぇーーーー

う~ん・・・分かり難いか(笑) 荒井由実は、語尾の母音を明確にし、かつ、フラットに引っ張る(ビブラートを使わない)独特のヴォーカルスタイルにより、日本語のメッセージを的確に聴き手に伝えることに成功しているのだ。

PL-70は、この荒井由実の歌い回しにフィットして、言葉一つ一つが綺麗にヌケ切り、聴き手に迫ってくる。日本語の言葉が持つ、“言霊"を歪曲することなく、聴き手の心を揺さぶるリアリティをもって再生する。これは、たいした再生能力であろう。

さすがは、メイド・イン・ジャパン、“日本語"のもつ美しさを良く理解したプレーヤーとも言える。

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今度は、同じ日本のディーバでもグッグッと時代が新しくなって、J-POP史上最強、超モンスターアルバム「First Love/宇多田ヒカル」(1999年)だ。日本国内では空前絶後のエイトミリオン(860万枚以上)のセールスを達成、全世界では1000万枚近くを出荷している。訪問いただいている多くの読者諸兄のCD架には、老若男女を問わず、この1枚が存在するのではないだろうか。

CD盤については、東芝盤(レギュラー)とVictor盤の二種類が存在しており、オデオ的にも面白い差異があるのだが、今回はアナログ試聴記なので、またの機会に取り上げてみよう。

アナログ盤は2枚組みでリリース。CD盤収録の全12曲に加え、CDングル「First Love」にもカップリングされたリミックスヴァージョンが収録されている。今回は、このアナログ盤をPL-70で聴いてみよう。

デビュー曲「Automatic」と表題曲「First Love」を聴いてみる。

そもそも、このアルバムは音が激烈に良い、というモノではない。ナチュラルやニュートラルといった雰囲気ではなく、全域で相当なエフェクトがかけられ、ローブーストしまくっている。また、高域端や低域端への伸びも感じられず、ほどほどのレンジ感だ。

このような、J-POPらしいレコーディングスタイルで録られた中で、宇多田ヒカルのヴォーカルをどれくらい魅力的に聴きとれることができるかが、今回のお題だ。

このアナログ盤は優秀だ。2枚組にしたのは伊達ではない。かなりクオリティの高いメタルスタンパーを使っているのだろう。カッティングレベルも高いので聴感上のダイナミックレンジはCD盤を凌ぐほどだ。PL-70では、DL-301Ⅱ適正針圧1.4gより若干負荷をかけ1.6gぐらいが良い。

CD盤よりもヴォーカルが粘り腰となり、色艶が出てくる。CD盤では、どうもカサカサした生気に欠けるヒカル嬢のヴォーカルであったが、アナログ盤では潤い感も出てくる。

低域の分離もよい。そもそもかなり団子状の低域ではあるのだが、ブヨブヨに緩めず、ソリッドにズンズンとリズムを刻んでくれるため、CD盤で感じた耳障り感は薄れる。

低域の改善度は、やはりSUSシートとアームのオイルダンプが効いているようだ。試しに、オリジナルのゴムシートにし、ダンピング機構を解除、ノンスタビライザーで試聴すると、途端に低域の明瞭度が落ちる。

アームのダンピングファクター調整機能はかなり有効に働いているようで、低音域の混変調歪の低減に大きく寄与していると思われる。ちなみ、PL-70のダンピングファクターはカートリッジのコンプライアンスによって1~5までの調整幅がある(ハイコンは1~3、ローコンは2~4)。DL-301Ⅱは「2」がベストポジションに思える。

このアナログ盤を聴いてしまうと、CD盤を聴く気にはなれない。

J-POP好きで、アナログ好きな貴兄!、まだ「First Love」のアナログ盤を聴いていないようならば、是非、お聴きいただきたい! なかなかどうして、ヒッキーもやるじゃない!、と感心すること請け合いである(笑)

これにて、とりあえず今宵の 【パルテノン】試聴は終幕である。
また、次回は、小生の独断と偏見でチョイスしたアナログ盤で、【パルテノン】をしゃぶり尽くしてみようと思う。



コメント

コメント(2)
No title
「First Love/宇多田ヒカル」新品も売ってはいますがかなりお高いようですね。うちにはプレーヤーも無いし…(^_^;)

元新潟のU

2015/02/01 07:43 URL 編集 返信
No title
元新潟のUさん、こんばんは♪

アーカイブ記事へのご来訪、誠にありがとうございます!ヽ(^О^)ノ

小生が購入した当時は、フツーのお値段でしたが、今はプレミアがついているのでしょうか!?

お気楽なアナログプレーヤーが1台あれば、何かと楽しめますよ!☆~(^-゜)v

なめちゃん仙人

2015/02/03 00:59 URL 編集 返信
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