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ビューティ・ペア~YAMAHA C-2 & C-2x激聴♪(アーカイブ)

ビューティ・ペア~YAMAHA C−2 & C−2x激聴♪

いやはや、まいった、まいった。。。

年始早々、腰を痛めてしまい、ろくに動けない、椅子にも座れないで、何も出来ない状況が続いていた。

整形外科医曰く、年末年始の過労(暴飲暴食(笑))とストレス(単にはしゃぎすぎだってば・・・)に起因する腰痛だとか。まぁ、その昔、30年ほど前、格闘技をかじっていた時に、少々腰を痛めたこともあるので、その古傷も少なからず影響しているのだろう。

ホントに、歳はとりたくないものである。 精神年齢は20代のままなのだが、肉体年齢は着実に進行しているようだ。下手をすれば80歳代の肉体にまで、劣化しているのではないだろうか(笑)

まぁ、そんな訳で、オデオにも灯を入れることなく、ひたすら安静、回復に専念することにした。
その甲斐あってか、やっと普通に歩けるようになり、腰の痛みも徐々にではあるがひいてきたようだ。

やっと、オデオを聴ける体調になったので、前回の続き、ブロ友Nallyさんよりお借りしているプリアンプ、ヤマハC−2x試聴記の続編を書き綴りたいと思う。

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C−2xについては、おおよその音の印象、他のC−2シリーズとの違いなど、簡単なトータルインプレッションは前回の記事でも触れたところだが、今回は、個々のディスクを試聴しながら、さらに深く、その音質を検証していこうと思う。

今回の試聴に際しては、初代C−2がマークレビンソンを大いに意識し、追いつき追い越そうとしたチャレンジスピリッツに敬意を表し、送り出し系はオールレビンソンとした。トランスポートにNO.31L、DAコンバーターにNO.30.6Lという布陣だ。

パワーアンプにもマークレビンソンをもってきたいところだ。初代C−2開発当時のヤマハ技術者も組み合わせたであろう、かつて小生も愛用したマークレビンソンML−2Lあたりを使いたいところだが、残念ながら既に手放してしまっている。

そこで、C−2xの若干スレンダーなところを、肉付きよく補ってくれそうなマッキントッシュMC−2500BKをあてがうことにした。スピーカーは、勿論、K2 S5500である。奇しくもヤマハ以外、オールアメリカンチームとの組み合わせとなった。

試聴ソフトは、最近、小生の試聴用ソフトチームの仲間入りを果たしたCDを2枚チョイスしてみた。いずれのCDも、小生イチオシのヘビロテディスクで、音質的にも音楽的にも自信を持って推薦できるものだ。

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「ソフィスティケイテッド・レディース/チャーリー・ヘイデン・クァルテット・ウェスト」
チャーリー・ヘイデン(b)、アーニー・ワッツ(ts)、アラン・ブロードベント(p、cond)、ロドニー・グリーン(ds)
録音:2010年5月、6月、7月 ハリウッド、キャピトル・スタジオ、ニューヨーク、アヴァター・スタジオ

コレは文句なく楽しめるアルバム。名ベーシスト、チャーリー・ヘイデンが古きよき時代のオーソドックスなジャズを現代に甦らせるために結成した「クァルテット・ウェスト」による女性ヴォーカル・アルバムだ。

その雰囲気は30〜40年代の、懐かしい歌モノジャズの香りがプンプンと匂ってくる。ゲスト・ヴォーカル陣がまた嬉しい。ダイアナ・クラール、メロディ・ガルドー、ノラ・ジョーンズ、 カサンドラ・ウィルソン等々、今をときめくバリバリの売れっ子ディーバたちが、あたかも40年代にタイムスリップして歌入れをしたような雰囲気がタマラナイ。

ヴォーカルとインストが交互に収録されている構成も面白い。また、アラン・ブローベントの手による麗しいストリングスが、黄金色に輝くゴージャスなジャズヴォーカルを巧みに演出してくれており、まるで往年のネルソン・リドル・オーケストラを髣髴とさせる。

さて、C−2xで聴いてみよう。

聴きどころは#1「If I’m Lucky」、優しい響きのストリングスからアーニー・ワッツのメロディックなテナーが手招きをしメロディ・ガルドーの甘美なヴォーカルがしっとりと歌いだす、この艶やかで柔らかい雰囲気をどれだけ醸し出すことができるかだ。



C−2xではストリングスは流麗に響き、テナーの肉厚感・スピード感も良く出す。音場は若干平面的。ピアノやドラムの奥行き感があまりでない。メロディ嬢の歌声は力強く、肉声感もあるが、もう少し柔らかさが欲しいところだ。

声のエッヂが必要以上に立ってしまうため、メランコリックな甘さ、雰囲気が出にくい。直立不動で眉間にしわを寄せて歌っているようだ(笑)しかしながら、微細な音粒は良く拾うようで、メロディ嬢独特のデリケートなビブラートを切々と聴かせてくれる。

試しにC−2(改)で聴いてみると、メロディ嬢の声の柔らかさは出るが、歌声の芯というかパワー感はC−2xにかなわない。ただし、40年代の香り、濃厚なヴォーカルのボディ感はC−2(改)のほうがそれらしく漂わせる。どちらかというと、C−2xはゆったりとした色濃いバラードよりも、スピーディなアップテンポのヴォーカルのほうで本領を発揮するように思えた。

レンジ感はC−2xのほうが広いため、ストリングスの響きの美しさがC−2(改)よりも際立つ。ベースのゴリとした質感、低音感は互角だが、C−2(改)のほうが弾力に富んでおり豊かさを感じる。

力強く尖鋭鮮烈なC−2x、優しく豊満で柔和なC−2(改)、といったところであろうか。

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「ショパン:ワルツ集/アリス=紗良・オット」 録音:2009年 ベルリン、テルデックス・スタジオ

リストの超絶技巧練習曲集でメジャー・デビューを果たした新進気鋭の女性ピアニスト、アリス=紗良・オットのセカンド・アルバム だ。ショパンイヤーを飾るショパンのワルツ集である。

デビュー盤の力強くダイナミズムに富んだタッチとは趣が異なり、実に柔らかく繊細、触れば砕け散りそうなピアニシモの余韻を大事にしたピアノを聴かせてくれる。一聴、抑制しすぎの演奏かとも思えるが、実は深く細やかな感情の揺れを表現している。聴き手の才をも問う、なかなかの演奏である。

ドイツ・グラモフォンの録音も素晴らしい。繊細な音の礫を余すところなくディスクに収めることに成功している。ピアンの響きの陰影、トーンの伸長を実にリアルに録っている。ドイツ・グラモフォンの面目躍如と言ったところだろうか。

どのワルツも大変良い出来なのだが、小生のイチオシは、以外にもオマケ〜日本盤限定ボーナストラックの1曲、ノクターンだ。これは良い。申し訳ないが他のワルツ曲よりも、このノクターンは小生の心に響いた。

普通、ボーナストラックというと、その名の通り「オマケ」程度の内容が多いのだが、アリス嬢のアルバムは不思議とボーナストラックの出来が良い。デビュー盤「リスト:超絶技巧練習曲」での「ラ・カンパネラ」もなかなかの出来であった。

ピアノの一音一音にアリス嬢の情が封印されているような陽炎を思わせる揺らめき、よく二十歳そこそこの娘っ子がここまでの情感たっぷりなノクターンが弾けるものだ。なんとも静かだが熱いノクターンだ。

クラシックに興味のない方はショパンのノクターンといっても「???」だろうが、映画『戦場のピアニスト』の「おすぎです!」ではじまるCMで流れた美しいメロディー(そのあとにドカーン!!と大爆発(笑))と言えばピンとくるのではないだろうか。

ヤマハをアンプを語る上で、オデオファイルが一様に口にするのが、「ピアノ音が秀逸」という言葉だ。やはり、自社でピアノをつくっているからと言うわけではないのだろうが、おそらく、ピアノでの音色チューニングには相当重点を置いているのだろう。

ヤマハオデオで聴くピアノの響きが美しいのは定説となっている。俗に「ヤマハ・ビューティ」という繊細で一音一音が磨き抜かれた真珠のような輝きを放つ音色のことである。

ならば、ピアノの音を聴かざるを得ないだろう、ということでチョイスしたのが、このアルバムである。

C−2xで聴くアリス嬢のノクターン。実に粒立ち良く華麗に舞うピアノの響きが美しい。打鍵の微細な強弱が聴き取れるのはS/N比がかなり高いからであろう。初代C−2も当時としては抜群にS/N感の良いプリであったが、C−2xは更にその上を行く。

「静けさ」の描き方が上手いため、音の一音一音がより活き活きと響きわたる。微細なタッチはデリケートに響き、力強いタッチは荘厳に響く。ノイズにマスキングされることなく、ピアノの細かい動きが聴き取れるため、弾き手のタッチに秘めた楽曲への情感が、よりリアルに聴き手に伝わってくる。

やはり、ヤマハの真骨頂はピアノのハンマートーンだ。このヤマハ・ビューティとも称される“響き”の美しさはピアノ曲、特にソナタで見事に活きる特質であろう。目を閉じて聴くと、コンサート・グランドを弾くアリス嬢の美しい情景が浮かぶようである。

ノクターンのYouTUBEが見当たらなかったので、ラ・カンパネラでどうぞ!
C−2xで聴きながら、小生のまぶたに浮かぶアリス嬢の情景はこ〜んな感じである(笑) キレイだ!!(爆)



ヴォーカルでの試聴では、若干“硬さ”の感じる音色であったが、ピアノでは、その硬さがコリッとしたピアンの音色にマッチして、良い方向へと作用しているように思える。

響きの美しさ、力強さでは初代C−2、C−2xとも共通するところだが、C−2xのほうがより洗練されており、C−2aが持っていた柔らかさと初代C−2の剛直な力強さと兼ね備えた、次世代“ヤマハ・ビューティ”サウンドへと進化している。

C−2シリーズ三兄弟、どれをとっても、ヤマハならではの“美音”を味わうことが出来るが、やはり熟成された最終形、C−2xは他の2機種を頭一つ抜きん出ているように思える。

ピアノ曲が好きな御仁は、一聴の価値ありのプリアンプだ。是非一度、お試しあれ!

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