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国産SP界の“戦艦大和”!? ・・・DIATONE DS-V5000(アーカイブ)

国産SP界の“戦艦大和”!? ・・・DIATONE DS−V5000
傑作(3) 2008/2/9(土) 午前 1:29 千一夜☆DIATONE オーディオ

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ダイヤトーン DS−V5000
1989年発売  定価:1,100,000円(ペア) 受注生産品
     ※拙宅での写真が行方不明のため、DS−V5000カタログ写真掲出

1989年、当時国産スピーカー界を席巻していたダイヤトーンが
バブル期の潤沢な開発費を背景に、その技術の粋を結集してつくり上げた、
最後の巨砲巨艦主義的スピーカーが、この「DS−V5000」である。

まさに三菱電機・郡山工場が生んだ傑作のひとつといえよう。 国産スピーカー界の「戦艦大和」である。

DS−V5000の前にDS−V9000という三菱電機民生機としては最大のスピーカーを発売しているが、
これは、かなり実験的な部分と、技術的に未消化な部分が多く、
V9000で積み上げた成果が見事に結実したのがV5000と言えよう。
従ってV5000は、圧倒的なエンクロージュアの筐体、その音質ともV9000を凌駕する完成度の高さを誇った。

ダイヤトーンは、DS−V5000以降、DS−20000、DS−20000Bという傑作を輩出したが
DS−V5000に匹敵するようなスピーカーは二度と見ることなく、1999年に53年の歴史を閉じることとなる。
2005年、突如としてダイヤトーンは大型3ウェイ機DS−MA1を引っさげて復活するが、
4ウェイ機の登場予定はないようだ。


DS−V5000は、現在の国産スピーカーでは皆無とも言える、4ウェイ構成、しかも密閉型で、
その巨躯は1本84Kgにも及んだ。 一人でのセッティングは、本当地獄の責め苦であった。
これが、小生現用スピーカー「JBL K2 S5500」の前の愛器である。

DS−V5000(1993年購入)以前は、JBLのユニットを使った4ウェイマルチ等を使用しており、
「吊るしのスピーカーはオーディオに非ず」みたいな驕りがあったが、
このDS−V5000を聴いて、自分の考えを大きく修正せざるを得なかった。

その圧倒的な低域再現性とスーパーツィーターいらずの超高音域の伸び、
相当低レベルの暗騒音までも見事に再現する描写力には度肝を抜かれた。

当時の小生の4ウェイマルチが、大航海時代の帆船戦艦とするならば、
まさにV5000は大日本帝国海軍の英知と技術の粋を結集した“戦艦大和”といえよう。
ちなみに、ウィルソン・オーディオ、アヴァロン、ゴールドムンド等の現代ハイテクスピーカーは
最新鋭のイージス艦といったところか。

ただし、発売当時、オーディオ評論家におるけV5000の評価はあまり高くなく、
舶来品至上主義のある評論家は、
「4つのユニットからバラバラに音が出て、いかにも“国産”らしい解像度一辺倒の聞くに堪えない音」
みたいなコメントをしていた。

はっきり言って、これは使いこなしが全くできていないからである。

このスピーカー、寝起きが悪く、当初の3年間は上記の通り4つのユニットが調和せず、
まとまりのない音であった。
また、国内外の名機といわれる数々のパワーアンプをもってしても、
なかなかスーパーアラミドハニカムコーンの32cmウーファーを上手く駆動することができなかった。

1〜2日のヒアリングでその全てがわかった風なコメントはして欲しくないものである。

しかしながら、小生、このスピーカーに底知れぬ潜在能力を感じていた。
国内外の様々なアンプと組み合わせ、5年を過ぎた頃から、その本来の能力を発揮しはじめた。
見事に4ウェイの音色がブレンドして、ピントが「ピシッ!」と合った表現をするようになったのである。

小生は、1993年に購入以降、2004年まで約12年間愛用し、最後は「もう上がり」的な音で満足していたが、
一度、ジムランのK2を使用してみたく、S5500を導入することになった。
本当はS9500を、と思っていたがスペース的な制約を考えるとS5500が限界であった。

拙宅では、いまだに「S5500」が「DS−V5000」を超えられていない。


☆ダイヤトーン DS−V5000
 1993年、大阪オーディオショップ「逸品館」にて中古購入。
 2004年、ヤフオクにて新主人のもとへ嫁ぐ。

コメント(54)
この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/namechan999/2103040.html

コメント

コメント(11)
No title
これはよさげですね 三菱はいいものをつくっているものがおおく皆様がわすれられた名作をさがしています 見つかつたらアップしますね♪

SEED

2014/09/30 07:50 URL 編集 返信
No title
SEEDさん、こんばんは♪

ダイヤトーン、一時期、復活したような感じも受けましたが、
あのハイエンドモデルをリリース以降、とんの噂を聞きませんが・・・
再撤退したのでしょうかねぇ~

ホント、ダイヤトーンは、数多の名機を世に送り出してきましたからね!
そこで培われた多くのスキルが失われてしまったのは、非常に残念なことです(+◇+、)

なめちゃん仙人

2014/10/01 02:48 URL 編集 返信
No title
SEEDさん、こんばんは♪

遅ればせながら(4年前・・・σ(^_^; )、
「ナイス!」いただき、誠にありがとうございます!ヽ(^О^)ノ

なめちゃん仙人

2018/07/13 22:36 URL 編集 返信
No title
Isamy さん、こんばんは♪

遅ればせながら(6か月前・・・σ(^_^; )、
「ナイス!」いただき、誠にありがとうございます!ヽ(^О^)ノ

なめちゃん仙人

2018/07/13 22:38 URL 編集 返信
No title
非公開 さん、こんばんは♪

懐かしの記事に「ナイス!」いただき、誠にありがとうございます!ヽ(^О^)ノ

なめちゃん仙人

2018/07/13 22:38 URL 編集 返信
DS-V5000の設置方法について
ご無沙汰しております
ブログが移行になってたぶん初めてのコメだと思います。
しかも、こんな昔の記事ですみません^^;

先日、我が家にとうとうDS-V5000がやって来ました。
程度はまぁまぁ(中の上位)だと思います。
とりあえず全ユニットから音が出て、心配なボロンのユニットも4本ともオリジナルを維持しております。
だた、ウーハーとミッドバスはややエッジ硬化がみられる感じです。
現時点では我が家のセカンドシステムにて設置してあるDS-3000の方がしっかりと低域を再生しております。

さて表題の件です。
DS-V5000は最初からSPスタンドというか、ハカマというのか、付いた状態なので床に直置きでいいのか、下に何か敷いた方がいいのか(オーディオボードなど)、インシュレーターの類をハカマの下に置いた方がよいのか、元からかなり高さもありますが更にスタンドを設置して乗せた方がよいのか正解がわかりません。
以前S5500を所有していた時にも洗濯機台などの記事を拝見・参考にさせていただきましたが、
仙人様が過去にDS-V5000をどのようにセットしていたのか、使いこなしのコツなども含め差し支えなければお教えいただきたいと思い、こちらよりメッセージを送らせていただいた次第でございます。

大昔の記事で恐縮ですがご回答いだだけましたら幸いでございます。
急ぎませんのでお時間のある時にでもどうぞよろしくお願いいたします。

Isamy

2020/05/07 18:45 URL 編集 返信
なめちゃん仙人
Re: Isamyさん
こんばんは♪

御無沙汰しております!ヽ(^О^)ノ

>しかも、こんな昔の記事ですみません^^;
過去記事コメ、大歓迎であります!ガンガンコメくださ~!ヽ(´▽`)/

DS-V5000導入、おめでとうございます!(≧▽≦)人(≧▽≦)ノ

>仙人様が過去にDS-V5000をどのようにセットしていたのか
DS-V5000は12年間愛用しましたが、セッティングに関しては様々トライしました。
導入当初はフローリングに直置きしましたが、DS-V5000は密閉型故、エンクロージャーの
響きもサウンドを構成する大きな要因のため、直置きするとフローリングと緩衝して細部が濁ってしまいます。

次に、前身のDS-5000専用のウッドブロック(型番失念)を4隅にかましてみましたが、
濁りは消えたものの低音が軽くなりイマイチでした。底部は、やはり面で受けたほうが良いようです。

その他、スパイクや各社オーディオボード等いろいろ試した結果、前述したウッドブロックの上に
アコースティックリヴァイブの重量級ボード(型番失念、高さは5cmと記憶しております)を置き
DS-V5000を直置きしました。いずれにせよ、上質なキャビを上手い具合に鳴らしてあげるセッティングが
よろしいかと思います。

導入されたDS-V5000が、しばらく鳴らしてない個体だと、ウーファーが全く動かないと思いますので
ある程度の大音量でガンガン揺さぶってやる必要があると思います。また、相当、制動力の高い(パワーではない)
パワーアンプが必要となります。拙宅ではレビンソンのML-2Lをブリッジ4台(片ch2台)で鳴らした際、
本領を発揮いたしました。アキュのM-1000でも鳴らしていた時期がありましたが、イマイチ軽い低音でしたね。

実現しませんでしたが、小生愛用のパスラボのALEPH 2や、トップモデルのALEPH 1.2で鳴らしたら、
当時聴けなかったDS-V5000の更なる潜在能力を聴けそうな気がします(笑)

Isamyさんも、FC2ブログで記事を書いてみませんか!?☆~(^-゜)v

なめちゃん仙人

2020/05/09 03:10 URL 編集 返信
回答感謝申し上げます♪
こんばんは♪
早速のご回答ありがとうございます!

詳細に解説していただきまして、とても参考になりました。
ベースにはS5500愛用時に購入しました黒御影石のオーディオボードが使えそうです。
ドライブするアンプにはとりあえずですが当方の現1stシステムの中核であります
 プリ:レビンソン ML-1L
 パワー:レビンソン №-23L
を繋いでみる予定でおります。
さすがにブリッジには出来ませんが・・・^^;

私事ですが、ここ最近は出勤が週に1~2日程度になってしまい、外出自粛・在宅趣味という事でオーディオに接する時間が今までに無いくらいに増えております。まだ見通しが立っていない現状、時間だけはタップリとありますので試行錯誤しながら(家族のヒンシュクを買わない程度に)音量を上げつつオーディオを楽しみたいと思います。

ブログの方ですが、なかなかハズカシイという思いがありまして踏み切れないままです。
周りには全く同趣味の方がいなかったのですが、昨年の同窓会で会った旧友がゆとりができてオーディオ熱が再燃して(高校時代にお互い自作スピーカーなどを作っていた仲です)、時折情報交換などしております。

これからも仙人様のブログへ度々訪問させて頂くかと思いますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪

Isamy

2020/05/09 23:41 URL 編集 返信
なめちゃん仙人
Re: Isamyさん
こんばんは♪

公私共にゴタゴタ続きで、リコメが遅くなりスミマセ~ン!m(_ _)m

>黒御影石のオーディオボードが使えそうです
黒御影石ボード、拙宅でもあちらこちらで大活躍です!安いしハイCP!(笑)

ML-1L+№-23L、オールドレビンソンンの定石ですね!
小生レビンソンンのAB級パワーではDV-S5000を鳴らしたことが無いので興味深いです。

>ここ最近は出勤が週に1~2日程度になってしまい
小生も同様です。今週は2日各々午後と午前のみ出社、後はテレワーク~在宅勤務です。

>オーディオに接する時間が今までに無いくらいに増えております
それは、うらやましい!!小生逆に家事手伝いが増えて主夫状態!(爆)\(≧∇≦)/
オデオに関わる時間が減っております。
また、テレワークもズルズルとやっていると、気がつけばこのような時間になってます(汗)σ(^_^;

>ブログの方ですが、なかなかハズカシイという思いがありまして踏み切れないままです
小生のブログのように、己の恥部も包み隠さず全てさらけ出す記事を見れば、ハズカシイ思いも吹き飛ぶかと!(自爆)

>時折情報交換などしております
それは、羨ましい! 小生も会社の先輩で2名、オデオ好きがおり、お一方はステサンの故・菅野さんの
レコード演奏家訪問にまで出た御仁ですが、もう一方は、先般お亡くなりなってしまいました。。。
オデオ好きは高齢化&過疎化(笑)が進んでますからねぇ・・・

>これからも仙人様のブログへ度々訪問させて頂くかと思いますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪
ありがとうございます!新しい変態記事?にも是非ドンドンコメください!
こちらこそ、今後とも、宜しくお願いいたします!☆~(^-゜)v

なめちゃん仙人

2020/05/13 02:38 URL 編集 返信
やっぱりかー
やっぱり皆さん、レビンソンとかアキュとかラックスですよね。
うちみたいに置き場所の問題で、TA-DR1aとか居ませんね。
まーしかし、ミニコンポのアンプに繋いでも違いが解らないくそ耳なんで。

DS-V5000

2020/05/13 19:04 URL 編集 返信
なめちゃん仙人
Re: DS-V5000さん
こんばんは♪

コチラの過去記事にもコメいただき、誠にありがとうございます!ヽ(^О^)ノ

先ほどの記事のリコメで、ストレートなHNだと書きましたが、
やはり、DS-V5000の御愛用者でしたか!\(≧∇≦)/

>やっぱり皆さん、レビンソンとかアキュとかラックスですよね
意外と国産王道とされる、アキュやラックス等とは必ずしも相性が良いとは言えないみたいです。
小生、エクスクルーシヴのM-5aともカップリングを試みましたがイマイチでした。

>TA-DR1aとか居ませんね
デジアンの超ハイエンドモデルではありませんか!w(゚o゚)w
当時、TA-DR1aがあれば、きっとDS-V5000の潜在能力を余すところなく引き出せたのではないでしょうか!
DS-V5000発売時、TA-DR1a搭載のパワーMOS-FETほど高性能なデヴァイスはありませんでしたから。

是非、一度、DS-V5000さんのオデオ部屋を拝見したいものです!
FC2ブログでご紹介されては、いかがでしょうか!?ヽ(´▽`)/

また、お時間がある時にでも、拙ブログにお立ち寄りください。
今後とも、宜しくお願いいたします!☆~(^-゜)v

なめちゃん仙人

2020/05/14 00:59 URL 編集 返信
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