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“MUSICAL FIDELITY” という名の麻薬♪(アーカイブ)

“MUSICAL FIDELITY” という名の麻薬♪

暑い、暑すぎる!!  ・・・という記事の冒頭の慣用句を今夏は何度書いたことか(笑)

なんでも113年の観測史上、平均気温が最も暑い夏なんだとか! なるほど、納得だ!!
9月に入ってもこの炎暑は収まるどころか、ますます勢いを増し、今週末、小生が棲んでいる地方の予報では最高気温38℃だとか・・・

拙宅のオデオ部屋は、エアコン2台を18℃設定でぶん回ししているにもかかわらず、室温30℃を下回ることがなく、とてもゆったりと音楽を聴いたり、オデオをいじくる気分にはなれない。

しかも、この暑さのせいか、PCが不調で、時たまフリーズするようになってしまった。 また、ここ数日は1日1〜2回はブレーカーが落ちるため、常時通電のオデオや立ち上げ中のPCにはすこぶるよろしくない環境である。

もう、こうなったら“心頭滅却すればオデオ部屋もまた涼し”である(なんのこっちゃ!)。
オデオに没頭することで、このクソ暑さを忘れようではないか!

というわけで、いよいよ、ミュージカルフィデリティのプリアンプP173(改)の試聴である。

\¤\᡼\¸ 1

適当な設置場所がないので、とりあえずマークレビンソンNo.31Lを置き台とした。No.31L愛用者には怒られそうな滅茶苦茶な置き方だが、一番操作しやすい場所はここしか空いてないのだ。まぁ、一時的な試聴なので許されたし。

No.31Lを傷つけぬよう、1mm厚の鹿革を敷き、その上に小生特性のボードを重ねた。ボードは10mm×37mmで3mm厚の銅板と1mm厚の銅板で1mm厚のブチルをサンドイッチした構成で、不要振動を抑えナチュラルな響きに整振するには、何かと便利モノなのだ。

この銅ボードの上に、スパイク受けを介さず、ダイレクトにサンバレー製のスパイクが付いたP173を設置した。

送り出しのプレーヤーは、現在トライアル中のソニーSCD−1を使用した。 あわせて、SCD−1をトランスポートとして、DAコンバーター、マークレビンソンNo.30.6Lとカップリングさせた音も聴いている。

パワーアンプには、Nallyさんより「なるべく「熱い音」がするタイプ」とのリクエストもあったため、拙宅では一番温度感の高いマッキントッシュMC−2500BKをあてがう事にした。

別電源部に接続する電源ケーブルは、ミュージカルフィデリティと同じ英国のLINN(リン)のK−800(オレンジのケーブル)を組み合わせてみた。同じ国ならマッチングも良いのでは・・・という勝手な思い込みである(笑)

視聴ソフトは、ヴォーカルアルバムを中心にCDを3枚チョイス、また、せっかくのSCD−1を活かすため、SACD盤を2枚、聴くことにした。

まずは、P173のご主人様Nallyさんに敬意を表し、Nallyさんのフェイバリッツアーチストより2枚、MALTAと太田裕美のCD盤をチョイス、真面目なプリには捌きにくいセシウム明菜CD盤、そしてSACD盤ばCDでも試聴用ソフトとして馴染みのあるノラ・ジョーンズとダイアナ・クラールを聴いてみた。

\¤\᡼\¸ 2

なるほど、大変分かりやすい音色のプリである。
まぁ、これぞ、“MUSICAL FIDELITY”という音色感を聴かせてくれる。

以前、拙宅では同じミュージカルフィデリティの「PREAMP 3B」というプリを使用したことがある。P173の音色感は大筋で、このPREAMP 3Bと同じような雰囲気を感じた。

【謎のイギリス娘、その隠された素顔とは♪】 http://blogs.yahoo.co.jp/namechan999/30329634.html

PREAMP 3Bでの記事で、小生はPREAMP 3Bの音について「A1で言われるような熱っぽいトロみのある濃厚な音色ではなく、中低域のボリューム感を中心に暖かで柔らかな独特の甘みを感じさるに柔和な音色である。」と記している。

P173にも、この「柔らかな独特の甘み」を感じるのだ。 ただし、電源部やコンストラクション等は、PREAMP 3BよりP173のほうが遥かにグレードが高い故、個々の音像の弾力感・ボリューム感はPREAMP 3Bを大きく上回る。 

音色の濃さもかなりのもので、その点では、A1的音色に近く、“MUSICAL FIDELITY”保守本流の高密度な音色と言えるかもしれない。 また、ひとつひとつの音像ががっしりとした骨格を持ってエナジー感豊かに押し出してくる様は、Nallyさんのステンレスによる筐体強化が効いているのではないだろうか。

特筆すべきことは、“オーディオ的な聴き方”を我々オーディエンスにさせない、という点だ。

レンジ感は格別広いわけでなく、高域は早めにロールオフする。最低域では分離感に乏しく、音がダンゴ状に固着する傾向もる。音像のエッヂは、シャープさに欠け滲みがちになる。 音場も立体的に広がらず平面的、前後の位置感覚が曖昧で奥行き感がつかみ難い。

・・・等々、いわゆるオデオ評論家の寸評的に言えば決して優秀なプリとは言いがたいだろう。

しかし、ひとたび音楽を奏で始めると、そんなことはどうでもよくなってしまうのだ。 聴き手に“音”ではなく、“音楽”を聴かせてくれるのだ。 音楽の聴かせどころを良く知っているプリであり、MUSICAL FIDELITY=音楽に忠実”という社名を、その音色で見事に体現しているようだ。

聴き惚れてしまうほど艶やかなヴォーカル、ウットリ夢見心地のリリカルなピアノ、流麗に漂うストリングス、etc.P173が奏でる音楽は、全てにおいて聴いていて心地いい。リラックスできる再生である。

発せられる音の粒は少ないが、その一粒一粒が生き生きと生命感に満ち溢れているのだ!
最近では音粒の数は異常に多いが、その粒は生気のない死んだような音にしか聴こえないプリが多い。
どうも、最新のデジタル技術で追い込んでいってた“究極のプリ”が、意外とこの落とし穴に陥っているようだ。

やはり、大勢の“ゾンビ音”よりも、数は少なくとも数人の色っぽい“美人音”のほうが小生は好きである(笑)

本来、オデオ機器とは音楽を聴くためのツールである。だが、市場では“音楽”を聴かせることはおざなりになり、“音”をより良く聴かせることに執着しているメーカーが多いように思える。その中では、MFは数少ない音楽を楽しく聴かせてくれるメーカーと言えよう。

このP173も、音楽が生活の一部と化している音楽愛好家には、たまらないプリアンプかもしれない。
まるで、一度聴いたら、もうその虜になってしまう“麻薬的な魅力”が、このP173にはあるように思える。

さて、次回の記事では、今回視聴した5枚ディスクについて、個々に詳細なレビューを記してみようと思う。
 

コメント(32)
 
 
¡­饢\¤\³\ó
こんばんは! 暑い季節ももう終わり?、当方宅周辺、夜中は涼しくなってきました。今もいい風吹いてます。日も心持ち短くなってきましたしねー。

MFは全く縁のなかったブランドです。音楽のツボを心得たプリ? SACDとの相性なんか、聞いてみたいですねー! 010/9/3(金) 午前 2:51
¤¼¤äפê¤ó
¡­饢\¤\³\ó
おっはようございますぅ〜♪

ほんまよう続きますよねぇ〜、毎日「あっついのぉ〜」の連続ですね☆
ただ寒いよりはマシかなぁと思いもしますけど^^;

ヤホー徘徊でもよく目にするメーカーですが、ボクも今まで一度も縁がなかったですよねぇ〜
「音楽愛好家には、たまらない」ってお言葉に惹かれますねぇ〜*^^*
2010/9/3(金) 午前 4:07 Ãˤ¦´«\掠\­
¡­饢\¤\³\ó
おはようございます。
最近ミュージカルフィデリティA3.2に興味があり、良い出物が
あればと、狙っております。一応、仙人様の試聴レポートを待って
検討したいと思ってます。しかし。ひできもポチも非常に気まぐれ
なのでどうなるかわかりません。\@買いたいけど、今は金がない・
ひできとポチ@/(⌒⌒)♪
2010/9/3(金) 午前 9:37 ¤֤ˤã〜¤ó¤Ȳ¦³¦ǭ¢ö
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
ぜっぷりんさん、こんにちは♪
涼しくていいですねー! こちらは本日も37℃・・・遂にエアコンの1台が力尽きたようなので、明日買いに行きます・・・(┬_┬)

MF、小生も過去1台しか使用経験がありませんが、独自の世界をもってますね。 好きな人はハマルし、ダメな人は意に介さないでしょう。同じ英国のLINNに似てますね。アレも気に入った方はオールLINNのシスコン状態になりますから(笑)

ベーシックなプリメインA1あたりでトライすると面白いかも。NS−1000Xから面白い音が聴けそうな予感がしま〜す(笑)☆〜(^-゜)v
2010/9/3(金) 午前 11:19 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
たもchanさん、こんにちは♪
う〜ん・・・小生は寒いほうが良いかなぁ〜暖房機代わりのオデオがたくさん有りますから(笑) どの機器も冷房にはなりませんけどね(爆)

>「音楽愛好家には、たまらない」ってお言葉に惹かれますねぇ〜
特に、たもchanさんのような女性ヴォーカルフェチはハマル可能性大かもしれませんよ(笑) 詳しくは次回ディスク詳細レビューで書きますね!☆〜(^-゜)v
2010/9/3(金) 午前 11:24 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
ぶにゃんさん、こんにちは♪
MFにターゲットスコープオープンですねぇ━(*≧∇≦*)━☆★
A1と並ぶ、A級プリメインの傑作ですねぇヽ(^О^)ノ
L−02Aとは対照的な音かもしれませんね!

思い立ったが吉日、どんどんポチポチしちゃいましょーーー\(≧∇≦)/
2010/9/3(金) 午前 11:33 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
¡­饢\¤\³\ó
プリのカリスマなめちゃんの、飽くなき探求は続いてますねえ^^
このメーカーの音、アンプもCDPも音楽性で選んで買って間違いないようなものばかりみたいですね。

安くても好みの音の真空管にいっちゃったので、縁は無い筈?ですが(笑)
2010/9/3(金) 午後 2:37 loverysugichan
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
なめ仙人さん、オバンです(笑)昼間は有り難いメール頂きました(爆)音楽性豊かなアンプみたいですね。自分もその方が好きなのですが。基本的な性能の悪いものは、CDはおろか、SACDなんて、鳴りませんからね。また、試聴記事を楽しみにしています。SCD-1の記事と、3800の記事も(爆)
2010/9/3(金) 午後 6:05 [ acc**hasec2*0* ]
¡­饢\¤\³\ó
こんにちは。

ミュージカルフィデリティのプリとは、縁の無い機種ですが、その視覚のみで、聴いたつもりになって堪能させて頂きます。

この猛暑の中、涼しさをとるか、オーディオをとるかという究極の選択を迫られる状況においても、迷わずにオーディオを選ぶとは、流石に仙人様ですね。

次回の、特に女性ボーカルの試聴記事、楽しみにしていますよ〜。
2010/9/3(金) 午後 6:54 Chaos
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
田舎の富山じゃミュージカルフィデリティなんて見たことも聴いたこともありません。
雑誌で見ても、あまりにも非現実的なものなので、気にもとめませんでした。それこそ名前だけです。

なかなか音楽性の高い音のようで、次回の詳細説明を聞いて、その音を聴いた気分になろうと思います(笑)
2010/9/3(金) 午後 8:49 [ Zジジイ ]
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
杉ちゃん、こんばんは♪

>飽くなき探求は続いてますねえ^^
ヾ(@゚▽゚@)ノあはは〜人様に借りてまで続いてますよぉ〜(笑)

所有者のNallyさんも、パワーは全て真空管でタンノイRHRを駆動しているので、案外、MFは杉ちゃんをメロメロにしちゃうかもしれませんよ(爆)☆〜(^-゜)v
2010/9/4(土) 午前 0:43 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
 
 
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