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SACDは何処へ逝くのか♪(アーカイブ)

SACDは何処へ逝くのか♪

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先日来、記事やコメントの中では何度か、SACDプレーヤーの再検討・新規導入について触れてきた。

拙宅システムにおけるCDシステムの音がほぼ完成形を見た今、次なるステップは何処へ向かうのか?最近、そのようなことを自問自答している。

かつて血眼になって没頭してたアナログに関しては、「お気楽アナログ道」宣言をし、手軽に楽しめアナログプレーヤー「Pro−Ject 6.1」で十分満足をしている。

数千枚あったLPもほとんど処分してしまった今となっては、かつてのようにアナログに特化することは考えれない。 気ままに、心和むメディア〜アナログ・ディスクを楽しみたい・・・・・これが、小生のアナログ再生に対する偽らざる本心である。 肩肘張らずに、ビニール盤と対峙したいのだ。

それでは、今後間違いなく主流になるであろう、PCオーディオ、高音質音楽配信へと舵を切るか?

・・・・・小生に限って、コレはない。 断言できる。

PCオーディオや音楽配信の有効性については、小生も十分認識している。 また、PCオーディオは無限の可能性を秘めており、今後、実質的な音質面でも、旧態依然とした箱物オデオを凌駕する可能性は非常に高い。

しかしである。 小生としては、パッケージメディアに拘りたいのである! 箱物オデオに拘りたいのである!!

見目麗しいジャケットを手にとって見ることの出来ない、味気ないキーボードをたたいて操る・・・そんな次世代オデオライフが、小生のライフスタイルの中では想像できないのである。

これは、もはやシーラカンスと化し、余命幾ばくもないオデオ仙人の、ささやかな“コダワリ”なのだ!

もちろん、オデオ文化の次世代を担う若者にとっては、たとえ入り口がPCであっても、配信であっても、まず音楽に興味を持っていただき、そして、音楽をより良い音で聴く“オデオ”という趣味に興味をもってもらいたい。 あえて、古臭い重厚長大のオデオ機器にこだわる必要はまったく無いだろう。

そう考えてくると、小生の進むべき道は自ずと限られてくる。

まず、現状6千枚以上あるCDを最大限楽しみ、更に、おそらく最後のパッケージメディアになるであろう、“SACD再生”により一層、邁進する・・・という道だ。

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次世代デジタルメディアと称され、世紀末1999年に華々しくスタートしたSACDは、最大のライバル規格、DVD−Audio陣営との戦に勝利し、CDの正式後継者としてのメディアの地位を確実なものとした。

・・・・・が、世の趨勢は、音楽産業の衰退と共に、利益率の悪いパッケージメディアからネットを介した音楽配信へと大きく舵を切られ、SACDは、滅び行くデジタルディスクメディアの荒野に取り残された孤児となってしまった。

CDに関しては。登場して約30年、地球の隅々まで根を張ったメディアだけに、LPの時のように、僅か数年で市場から姿を消すことは無いだろうが、SACDに関しては、その立ち位置の微妙なところから、下手をすればあと数年でオデオ業界からも姿を消しかねない。

SACDの「立ち位置の微妙なところ」というのは、CDとの違いである。

CD⇒ADの時のように、根本的な変換方式から異なり、著しい操作性の向上、ノイズレスな音質の違いなど、誰が操作しても一目瞭然の違いがあったため、あれほど急速な世代交代が進んだのだが、SACDにはそれがない。

同じ“デジタル”というフォーマット、操作性はCDと同一。最大の特徴は音質の向上だが、これは、一般的な音楽ファンでは、ほとんど判別不能の領域である。いや、熱烈なオデオファイルでさえ、“ブラシーボ効果”を除けば、SACDの高音質がどれほど聴き取れているか、はなはだ疑問である。

良く、オデオ雑誌などで、エントリークラスのユニバーサルプレーヤーでも、一聴しただけで、SACDの高音質は明確である、みたいなことがしたり顔で語られているが、小生からしてみれば「あんたら神の耳か!」と言いたい。

拙宅でも、SACD再生可能ないくつかのユニバーサルプレーヤーを使用しているが、拙宅レベルの機器でさえ、相当集中して聴かなければ“ブラインド”で聴き分けることが出来ない(同一タイトルでのCDとSACDの比較試聴)。CDとSACDとの差は、インターコネクトケーブルや電源ケーブル換装での差よりも、はるかに微細なものである。

特性上のハイスペックな数値と、実聴における音質の良さは決してイコールとはならいないのだ。 スペックだけで、音質の良し悪しを語るのは極めて危険である。 人間の感性とはそんな単純なものではないのだ。

まぁ、このことは、ADからCDにシフトする時、特性上ADを遥かに上回る“夢のCD”の音が、スペックに反して、???だったことで、多くのオデオファイルが経験済みであろう。

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ここまで、SACDの音質についてはかなり手厳しいことを書いてきた。SACDシンパの方々は苦々しい思いで読まれたと思うが、誤解召されるな、小生、SACDの音質を否定している訳では決してない。むしろ、その大いなる可能性に期待しているのだ。

ただ、「良い音だ!」「素晴らしい!」と手放しでノー天気にSACDを褒め称えることには異論があるのだ。SACDプレーヤーを結線するだけで、「夢の音」が得られる・・・オデオとはそんな安直な趣味ではないはずだ。安易な賞賛は、ものの本質を見失い、意に反してフォーマットの寿命を縮めてしまう恐れさえある。

SACDの真の素晴らしさを引き出すには、ローコストのユニバーサル機をポン置きしただけで 「はい!完成。」 となるような単純なものではないだろう。 それこそ、何年も試行錯誤し、練磨を重ね、その結果、初めて得られるものだと思う。それでなければ、オデオをする喜びなど体感できまい。

小生のオデオ人生、オデオを始めてアナログをまともに鳴らせるまで約20年、その後、此の世のモノとも思えぬ酷い音のCDフォーマットから、ほぼ満足する音を得るまで約20年かかった。

SACDは、果たして何年かかるのか。5年か、それとも10年か。まぁ、小生の残りの寿命を考えると、何とか鳴らしきって、ちょうど小生が昇天・・・・そんなところだろう(笑) 

当時、技術者やSACD関係者は一様に「CDとは次元の異なるハイスペックで、夢のような音を聴くことが出来る」と鼻息が荒かったが、はっきり言って、音質の良さだけではオデオファイルには訴求できても、一般人には全く響かない。

CDとLPの違いは、その全てにおいて、幼稚園児ですら、その違いを体感することができた。
本来、それほどの“ダイナミックな変化”が無ければ、保守本流であるメディアになりえることは出来ないのだ。

それでは、SACDをこのまま朽ち果てさせてしまって良いのだろうか?

小生としては、最後のパッケージメディアとして、その秘めたる可能性を追求していきたいと思っている。
そう考えると、SACDは単にCDの代替メディアという位置付けだけではなく、PCオデオや音楽配信で消失してしまった、オデオ的趣味性を満たしてくれる唯一のメディアになる可能性が高いのではないだろうか。

今回も、随分と長文になってしまったが、今後の音楽メディアに対する小生の接し方、スタンスを明確にしたかった訳で、何卒、ご容赦いただきたい。

次回の記事では、具体的なSACDプレーヤー導入の検討機種について触れてみたいと思う。

ÊĤ¸¤ë
コメント(51)

Yahoo!\¢\§·¿¡¼
なめ仙人さん、こんばんみぃ(笑)しばじゅんのSACDがあればねぇ(^O^)確かに、アナログから、CDのときみたく、ポン、と、繋げただけで、ある程度の音はでましたけど。SACDは難しいですね。下手をすると、アンプとスピーカーを分けるようでしょ(笑)自分も、もし、導入したら、SACDは290V+TA-N1、アナログと、CDは、290V+9500か、MX-10000で。ただ、知り合いの所で聞いた感じでは、クラシックはいいけど、ジャズは?でしたね(笑)でも、買うんだもんね。SCD-1。なめ仙人さん、も、これで決まりさ←by マッチ(笑)
2010/8/14(土) 午前 1:31 [ acc**hasec2*0* ]
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
acc**hasec2*0*さん、こんばんは♪
やっと普通の時間にお会いできました(笑)
しばじゅんねーSACD出してくれたねぇ〜もう少し早くSACDに本腰入れましたよ!

>下手をすると、アンプとスピーカーを分けるようでしょ(笑)
鋭いご指摘です! アナログ時代、いや現在も「CDの音が悪い!」とおっしゃる方のシステムを拝見すると、「なるほど!」と頷けるものがあります。そう、アナログが良く鳴るバランスのシステムが組まれているんですね! これではCDが良く鳴らないのも当たり前です! フォーマットが変わると、コンポーネントするオデオ機器も吟味し直さないといけない訳です。

まぁ、小生としては、SACDもデジタルの括りなので、何とか現有機器のバランスでねじ伏せられるかなぁ〜と思っているのですが・・・甘いでしょうかねぇ〜(笑)

>でも、買うんだもんね。SCD-1。
ヾ(@゚▽゚@)ノあはは♪ マッチにまで言われてちゃうとねー☆〜(^-゜)v
2010/8/14(土) 午前 2:08 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
¡­饢\¤\³\ó
こんばんは〜。

SACD、消えそうでしぶとく生き残り、2ch対応機はかなりの高級機も出ていますね。

私も、ハイブリッド盤でCD層とSACD層の聴き比べをずいぶんやりましたが、SACDにふわっと柔らかな超微粒子の空気感が感じられるものと、ほとんど差がわからないものとがありました。
これでは、価格が上がるだけで一般の人には無用な高機能でしかありません。で、私自身は活路をSACDマルチに求めることにしました。これなら、違いが歴然。決まったときの音は、リアルの極致ではあります。
しかし、スペースや費用やらで、一般の方は擬似サラウンドでいいというに違いなく、SACDの普及はやはり難しいですね。

マルチのさらなる追求か、2chに絞って音質向上を目指すか・・・このテーマは、ずっと棚上げになっている課題のひとつ。なめ仙人さまの取り組みを勉強させていただきます。(*^-^*)
2010/8/14(土) 午前 2:26 ¤¿¤äÁ¤ó
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
たっちんさん、こんばんは♪
1999年スタートですから、何とか10年もちましたね(笑)

>SACDにふわっと柔らかな超微粒子の空気感が感じられるもの
これが本来のSACDの音色なのかもしれません。ただし、初期のSACD盤を聴いてみると、レコーディングの段階で、まだDSDを熟知していないのか、バランスが悪く“SACDの音”として消化し切れていない盤も散見されました。器が大きすぎるだけに、クリエイターとしても腕を磨かなければSACDの本質を引き出したソフトが制作出来ないのでしょう。最近の盤を聴くと、やっと、SACDらしい空気感、立体的な音場形成を聴くことができるようになってきたと思えます。

たっちんさんはマルチに活路を見出されたのですね!
マルチは・・・・・長くなるので、記事で書くことにしましょう(笑)
ただ、小生としては、今までと変わらずCD再生を追求しながらのSACDなので、手法は限られる、いや、限らなければトコトン突き詰めることができない、と考えております(^o^)v
2010/8/14(土) 午前 2:41 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
 
 

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