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カナダからの手紙~ 理想の真空管プリを求めて♪(アーカイブ)

カナダからの手紙~ 理想の真空管プリを求めて♪

ラ〜ブレタぁ〜フロ〜ム、カナダぁ〜♪ もしもあなたがぁ〜いっしょにいたら〜♪

ご存知、1978年にリリースされた平尾昌晃・畑中葉子による大ヒットデュエット曲、「カナダからの手紙」である。

畑中陽子さ〜ん、元気ですかぁ〜! カラオケサークル順調ですかぁ〜!

前フリはこれぐらいにして、本日のお題に移るとしよう(笑)
そう、カナダはカナダでも、歌のほうではなく、カナダのオーディオメーカーのお話しである。

ここ数日はブログ更新がままならぬのほどの多忙を極めていた。
仕事でストレスが溜まってくると、何らしかで発散しないと体に悪いのは周知の通り。

小生の場合は、オデオに刺激を求めることで、ストレスの発散とオデオ向上の一挙両得をはかっているのだ。

そこで、今回は久々、拙宅システムのプリアンプ・ハーレムに新顔を招き入れることになった。

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遥か彼方、カナダからやってきたニューフェースが、この“ソニックフロンティア SFL−1”だ。
その外見は、只ならぬ妖気を放つ金銀プラチナブロンドの美女である。

カナダのオンタリオに本拠を置くソニックフロンティア社は、管球式アンプを主として製作しているメーカーである。読者諸兄にはあまり馴染みの無いブランドかもしれないが、米国ではコアなファンが非常に多いメーカーだ。

日本では、コンバージェント・オーディオ・テクノロジーやスペンドール、ALR/JORDANなどを取り扱っていた今井商事?がソニックフロンティアの日本総代理店を務めている。

ソニックフロンティア社の目指す音は、古典的な管球サウンドではなく、むしろデバイスとしての真空管の優れた素養を活かしながら、石も球もデジタルでも到達できなかった高みを目指しているようだ。

また、真空管アンプのみならず、デジタルへの挑戦も積極的に行っており、真空管を出力段に使用したDAコンバーターなどのデジタル関連機器を手がけている。 

小生が、ソニックフロンティアを最初に意識したのは、実は真空管アンプではなく、1994年に発売された「Ultra Jitterbug」という機器であった。この機器は、その名の通り、トラスポートとDAコンバーターの間に接続することで、デジタル信号の時間軸の歪み(ジッター)を改善するためのユニットである。

結局、購入するには至らなかったが、大変、興味深いメーカーであるという認識を抱かせるものだった。

その後、DAコンバーターの“SFD−2”をショップで試聴し、その瑞々しくしなやかな音質に魅了されもしたが、なぜか今まで拙宅に導入することがなかったメーカーであった。

今回、たまたま、程度の良さそうなSLF−1を入手する機会に恵まれたので、思い切って導入することにした。SLF−1はソニックフロンティア初のプリアンプで、FETと真空管のハイブリッドで構成されたライン専用のプリアンプである。

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シルバーとゴールドのツートンカラーに仕上げれた分厚いフロントパネルは、ヘアライン仕上げのため、色合いの割りに非常に上品な雰囲気である。小生の下手な写真では、ゴールドカラーが刺激的に写っているが、実際はもっと深みのある落ち着いた黄金色である。

バランスよく配されたセレクター、バランス、ボリュームの3つのツマミは、その操作感も良好で、肝であるボリュームの感触も「ヌムムムッ〜」という適度なトルク感を伴った感覚を有しており、小生好みだ。

回路構成は、FETと6DJ8双3極管を使用したハイブリッド型である。
石と球、各々素子の優れた点を融合させて音の極みを目指すとう考え方は、米国カウンターポイントの一連のプリアンプと共通したディメンションを感じる。また音質の上でも、カウンターポイントSA−5000などと相通じるような色合いをもったプリアンプである。

内部素子には、世界中から厳選されたハイグレードなパーツが採用されており、抵抗、コンデンサーなどはビシェイやカルダスのトップグレードがチョイスされている。また、ボリュームとバランスにはALPS製レーザートリムの可変抵抗を採用している。

ソニックフロンティアのプリアプ第一号機ということもあり、設計者がやりたようにやった感が強い。

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そして、筐体の背面パネルには誇らしげに「INTERNAL WIRE BY KIMBER KABLE」のステッカーが貼られている。なんと!内部配線は天下御免のこだわりケーブルメーカー、米国の“キンバーケーブル”を全面的に採用しているようだ。

これだけ、パーツも線材も使いたい放題やりたい放題というのは、エンジニア冥利に尽きるだろう。
使用する我々ユーザーとしても、妙な足枷が無く、作り手が作りたい音を聴くことができるのは幸せなことである。

それでは、早速、ソニックフロンティアの音を賞味してみよう。

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試聴に際しては、トランスポートにマークレビンソンNo.31L、DAコンバーターにTHETA DS Pro basic?、パワーアンプはアキュファーズM−1000をカップリングさせた。

真空管ハイブリッドプリということで、以前、拙宅でも使用した同じ6DJ8を搭載したカウンターポイントSA−3の音質をイメージしていたが、これがかなり傾向の異なる音質なので少々驚いた。

『高血圧にして高熱プリ〜カウンターポイントSA−3♪』 http://blogs.yahoo.co.jp/namechan999/29669222.html

また、SA−3のように超ハイゲインでSNがイマイチということもなく、実に静けさのあるプリアンプだ。
一級のトランジスターアンプと比較しても遜色ないほどの高SN比を有している。

小生、かつてのSA−3の記事で、「同じ生々しさでもゴールドムンドのような色香を漂わす妖しい艶を帯びた生々しさでなく、もっと素朴な、生娘のきめ細かい柔肌に触れるような感覚であり、温度感である。」とカウンターポイントの音を評しているが、このSFL−1は、むしろゴールドンムンドの“色香”に近い。

カウンターポイントのような暖かい“まろやかさ”よりも、よりキリッとした鮮度感を聴かせるタイプだ。とはいっても刺激的なサウンドにはならず、瑞々しくしっとりと水分含んだような潤いあるサウンドである。香しいほのかな色香に満ちたサウンドは、ことヴォーカル再生において其の進化を発揮する。

何かと話題になった「セシウム明菜」盤を聴いてみよう。
ヴォーカルとバックとのバランスは絶妙である。アンプによっては少々曇りがちになる明菜のヴォーカルも、SFL−1の程よい鮮鋭感のある語り口によって、エッヂが明確になり明確に聴きとることができる。一見、芯のある強い女性だが、相反する艶やかな色っぽさも感じさせる・・・そんなサウンドイメージか。アコースティックなギターなども瑞々しい響きで美しい。

お馴染み、しばじゅんは、ピアノ&ヴォーカルのみのバラード『コンビニ』を聴く。
まさにSFL−1の独壇場だ! 空間にすぅ〜と溶け込むしばじゅんのファルセットが木目細かく美しい。もう、うっとり夢見心地である。独特のビブラートやかすかに聞こえるブレス、ピアノのペダル音までも、実に生々しく妖しい雰囲気を感じさせる。

これは、「しばじゅん専用プリアンプ」としても、十分その価値があるだろう。

あまりにも、女性ヴォーカルが魅力的なので、ヴォーカル以外はまだよく聴いていない。
想像するにハイエナジーで汗の飛び散るような激しい音楽には向いていないが、ヴォーカルやアコースティック系の楽器に対しては、抜群の対応力を備えたプリアンプのように思える。

「SFL−1」=ソニックフロンティアのラインアンプはNo.1!(笑)という名は伊達ではないということか。

今後が楽しみなプリアンプが1台増え、拙宅のプリアンプ・ハーレムもまた一段と活気づいてきたようだ。

ÊĤ¸¤ë
コメント(28)

¡­饢\¤\³\ó
こんばんは! しばじゅん専用プリの正体は、なるほどハイブリッドなんですね!

ソニックフロンティアの名前は存じてましたが、海外のガレージメーカーくらいの認識でしかありませんでした。あまり雑誌等でも紹介されてなかったような…当時の代理店が袖の下ケチったかな?(笑)。実は優秀なメーカーだったんですね!

メーカー1号機という響きもいいですねー。また音の変化がありましたらアップしてくださーい!
2010/5/6(木) 午前 3:09 ¤¼¤äפê¤ó
¡­饢\¤\³\ó
こんばんは〜

PCディスプレイでは、光沢のあるイエローで珍しいカラーリングだと思いましたが、これゴールドなんですね〜。

このクラスになると、レベルの問題は超えて完全に趣味に合うかどうかということになりますね。
>女性ヴォーカルが魅力的〜
とのこと、これはポイント高いですね。(*^-^*)
2010/5/6(木) 午前 3:52 ¤¿¤äÁ¤ó
¡­饢\¤\³\ó
おはようございますぅ〜♪

へぇ〜、、カナダですかぁ、ワタクシ初めて知りましたよん^^

見た目の感触もよさそうですし、女性ボーカルですかぁ〜
たっちんさんが言われるように「レベルの問題は超えて〜」なんでしょうね、とにかく見た目の雰囲気でボクの趣味に合ってるように感じましたがっ(笑)
2010/5/6(木) 午前 5:12 Ãˤ¦´«\掠\­
¡­饢\¤\³\ó
う〜む!(-_-;)
PHONO入力がない時代のプリなんですね。
と、いうことは如何に『CD再生を良くするか!』を前提に開発されているわけでして・・・
管フォノ逝っちゃいたくなりませんか?(ちゅどーん!!

>一見、芯のある強い女性だが、相反する艶やかな色っぽさも感じさせる・・・そんなサウンドイメージか。

わたくしその様なツンデレが大好きです!ヽ(∇⌒;爆死
2010/5/6(木) 午前 7:12 ¤µ¤֤Á¤ã¤ó
¡­饢\¤\³\ó
仙人様、畑中葉子様はその後発表の歌が過激でした「後ろから…」いかん、いかん(爆)

真空管は、仙人様の言われる通り今更吟味すると意外な特性と言いますか良い素子で
ある可能性が大です。
昔のようなノスタルジックなイメージは、私個人は「ない」「ふっとんだ」と考えて
おります。
ただ、そんな意外と「きりり」とした素子なのですが、それが回路の一部を構成すると
やはりボーカルものは「しっとり」してしまうから不思議です。
またチョイスされたDACがTHETA DS Proとは…さすがです(笑) ºï½ü
2010/5/6(木) 午前 8:57 [ Nally ]
¡­饢\¤\³\ó
♪後ろから前から〜ど〜ぞ〜 おっと口が滑りました(笑)

なんともゴージャスなフロントパネルですね!
中身もビシェイの抵抗を使うなど徹底しています。
たしかチェロとかレビンソンも使ってますよね。

しばじゅん専用プリとは!プリハーレムも磐石じゃないですか(爆) ºï½ü
2010/5/6(木) 午後 1:14 [ ジムラン21 ]
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
なめちゃんさん、こんばんは。昔は良くお世話になりました。下の方が(笑)カナダって面白いアンプ作ってたんですね。しばじゅん専用プリとは。確かに、国産や海外のハイエンドは神経質に音をだしますからね(笑)また面白いアンプ発掘したら教えてください。
2010/5/6(木) 午後 6:52 [ acc**hasec2*0* ]
¡­饢\¤\³\ó
こんばんは〜

マニアック過ぎますね(笑)、、、ついて行けません!!
泥沼の前で、なめちゃんさんが沈んで行くのを見せて頂きます♪
私は、基本的に〜高橋真梨子さんが 歌ってくれるのが
システムを組む条件ですよ、後は山本潤子さん
最近では、こぶしを使わずに歌っている坂本冬美さん(^^)
2010/5/7(金) 午前 0:30 mpx

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