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ウィーン美女はオシャレ好き♪(アーカイブ)

ウィーン美女はオシャレ好き♪

このタイトルにつられて、お越しいただいた“好きモノ”の御仁もけっこう多いのではないだろうか(笑)
期待に沿えず、大変申し訳ないことをした(爆)

拙ブログご常連の方には言うまでもないが、先般、拙宅のオデオシステムに導入したウィーン生まれのアナログ・プレーヤー「Pro−Ject 6.1」、その後のお話しだ。

前回は、とりあえず手近にあったカートリッジ、シュアーM44Gとのカップリングで何枚かのアナログ美女を聴いてみたが、そのパフォーマンスはなかなかのもので、本来、暴れやすいM44Gを見事に御して鳴らした「Pro−Ject 6.1」の潜在能力に只ならぬものを感じた。

やはり、コイツの能力を十全に引き出すためには、それなりのカートリッジを奢ってやらねばならないだろう。

とはいえ、「Pro−Ject 6.1」は、どちらかというと肩肘張らずカジュアルにアナログを楽しむ事を前提としたプレーヤーであるため、極端な癖や主張の強い高級カートリッジは向かない。ニュートラルであまり個性的でないリファレンス的な音調のカートリッジが適しているように思える。

ウィーン美女の「Pro−Ject 6.1」をカートリッジでドレスアップしてあげるのが、今回のメインテーマだ。

\¤\᡼\¸ 1

そこで、今回、小生がチョイスしたのがオーディオテクニカが誇るMC型カートリッジのロングセラーAT33シリーズの「AT33ML/OCC」だ。この製品はAT33シリーズの中では決して最新の製品ではなく、すでに生産完了モデルである。では、なぜ「AT33ML/OCC」を選択したのか。これには理由がある。

AT33シリーズの「AT33ML/OCC」までは、カンチレバーに金蒸着ベリリウム・カンチレバーが使われているが、「AT33ML/OCC」以降の「AT33LTD」や「AT33PTG」では金蒸着ボロン・カンチレバーに代わっており、最近の「AT33ANV」や「AT33EV」ではジュラルミン・カンチレバーが使われている。

これは、音質云々よりも、ベリリウムという素材が、その毒性と環境問題の観点から、メーカー側で使用を控えるようになったためのようだ。小生、昔よりベリリウム材の持つ独特の艶と華やかさが大好きである。ボロン材の彫の深い陰影にとんだ音も捨てがたいが、やはりベリリウム材の魅力には及ばない。

そんな訳で、ベリリウム・カンチレバー採用の最終形「AT33ML/OCC」(USED)を導入することにしたのである。また、質量も6.8gと軽量で、8g以上では厳しいPro−Ject 6.1のストレートアームにも無理なく使えるということも、今回導入の一因である。

ちなみに、型番の「OCC」は電気信号経路全域に採用されたPCOCC6N材を意味している。

※PCOCC=Pure Copper by Ohno Continuous Casting process(単結晶状高純度無酸素銅) 6N=99.99996%

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早速、先日M44Gで試聴した、いくつかのアナログ美女盤を「Pro−Ject 6.1+AT33ML/OCC」で聴いてみた。

第一印象としては、実にワイドでフラット、ナチュラル・トーンを基調とした耳馴染みの良いサウンドに感じた。分解能やSN比などは言わずもがな大変優秀なのだが、そうしたスペック的なマージンをこれ見よがしに音として聴かせないところが、このカートリッジの魅力であろう。

ごく自然に細かい音まで拾っているため、音像のエッヂの描き方が繊細で、音楽をより表情豊かに楽しむ事ができる。特にこうしたメリットは、M44Gではマッチングが悪かった新録重量盤のノラ・ジョーンズやダイアナ・クラールで、より顕著に聴きとることができた。

M44Gでは、低音部が塊となって押し寄せてくるのが特徴だったが、AT33ML/OCCでは、低音域のパーカッションやベースがきれいにほぐれて個々の音像が明確に再現され、M44Gのような混濁感がない。

高域に、極僅か、華やかな響きがのってくるところが特徴であるが、これをよしとするかどうかは、好みの分かれるところであろう。小生としては、この華やかな雰囲気が音楽の躍動感につながっているように感じるため、大変好ましく感じている。

\¤\᡼\¸ 3

ヴォーカルでは、ベリリウム・カンチレバーの特徴である独特の艶が、いい具合に肉感的表現につながる。ステイシー・ケントの重量盤も聴いてみたが、柔らかで暖かみのある声の質感を良く再現しており、聴いていて幸せな気分に浸れる雰囲気だ。

少々、大人しいきらいはあるが、音質的なバランスは拙宅のデジタル系に近しいものがあり、CDで聴きなれた最新録音盤を聴いても、違和感を感じることはない。

ただし、ヘレン・メリルやビリー・ホリデイのMONO盤は、AT33ML/OCCでは対応しきれない。サーフェスノイズが強まりノイジーで聴いていられないのだ。まだ、M44Gのほうが音楽のエナジーを損なうことなく聴かせてくれる。まさに、適材適所ということか。同じオーディオテクニカならば、VM型のAT150MLXあたりのほうがマッチングが良さそに思う。

ヴォーカル以外にも、TOTOやジャーニー、イーグルス、ドナルド・フェイゲン等々のロック系好録音盤やマイルスやコルトレーン等のジャズ盤も何枚か聴いてみたが、いずれもダイナミックで生き生きと聴かせてくれた。

ヴォーカルでは若干大人しい音調かとも思ったが、なかなかどうして、モダンジャズの強烈なラッパの破裂音や、電気系楽器のパルシブなエナジー感も大変豊かに再生するパフォーマンスを発揮してくれ、音楽ジャンルに対する懐の深さはかなりのものであるように思えた。

ドレスアップの第一ステップとしてのカートリッジは、概ね成功のようである。

次回は、カートリッジ以外のさまざまなデティール部分で、ウィーン美女のオシャレを検討してみようと思う。

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