FC2ブログ

我が家の最長老は“音狂”♪(アーカイブ)

我が家の最長老は“音狂”♪

今回は、数多ある拙宅システムのオデオ機器群の中でも、最長老さまをご紹介したい。

最長老といっても、その機器の製造年の古さではなく、拙宅のオーディオシステムに導入された時期が一番古いオデオ機器ということだ。

拙宅システムは、導入されても比較的短期間で去っていく機器も多く、長年にわたって生き残るには、熾烈なサバイバルを勝ち抜けるだけの力量と才覚の持ち主でなければならない。

特に20年以上、拙宅システムに居座り続けている猛者は数えるほどしかない。
こまで、拙ブログで紹介した中では、アキュフェーズP−600とヤマハGT−750ぐらいであろう。
しかし、これら以上の長年にわたり拙システムの主となっている機器が1台ある。

これまでも、「なんでこのわしを皆々様方に紹介せんのじゃ〜〜〜」と不平不満を漏らし続けていたので、ここで改めてご紹介させていただこう。読者諸兄にはあまり興味のわかない製品かもしれないが、まぁ、見てやっていただきたい。

そのオデオ機器とは・・・・・
そう、幻の小型高密度スピーカー、音狂、いや、オンキョー「MONITOR500」(1984年発売)だ。

\¤\᡼\¸ 1

\¤\᡼\¸ 2

コイツが拙宅に導入されたのは、1985年のこと。かれこれ四半世紀にもなる。
当時、小生はJBLのユニットを使用した4WAYマルチに挑んでおり、その音決め、音のバランスを図る意味での基準となるスピーカーとして「MONITOR500」を導入したのだ。

「MONITOR500」を導入するまでは、音決め用小型スピーカーとして、セレッションSL−600やスペンドールLS3/5Aなどを使用していたが、これらは英国ならではの「音楽を豊かに聴かせる」スピーカーであって、「音質を厳格にする検聴する」スピーカーではなかった。そのため、音質をシビアに推し量れる小型スピーカーを探していたのである。

そこに、彗星の如く現れたのが、当時の国産スピーカーとしては異色中の異色、「MONITOR500」だった。

当時、日本のオデオスピーカー界は俗に言う「ごっきゅっぱ」スピーカーの全盛期であった。
各メーカーが、こぞって同じような面をした、30cm大型ウーファーを搭載した3WAYブックシェルフ型スピーカーを1本59,800円で乱発した時期だ。ブランドタグをとれば、どれがどれだか判らないほど近似しており、まさに国産スピーカーの没個性化を露呈したような現象でもあった。

そんな中、2WAYの小型スピーカーにもかかわらず、値段は「ごっきゅっぱ」を遥かに上回る1台90,000円もプライスタグをつけたのだから、オンキョーも思い切ったことをしたものである。

当時のオデオマニアは、今と異なり、「重厚長大の大型スピーカー=マニア向けの優れたスピーカー」であり、「小型スピーカー=安価な初心者向けスピーカー」 というのが一般的なオデオファイルのイメージであった。

案の定、「MONITOR500」はそれほど大ヒットすることもなく、一部の熱烈なファンに愛用されたにとどまった。ある意味、生まれてくる時代が早すぎたスピーカーと言えよう。

\¤\᡼\¸ 3

\¤\᡼\¸ 4

「MONITOR500」は天地45cmという小ぶりなスタイルながらも、強力なユニットを搭載していた。オンキョーオリジナルのピュアクロスカーボン振動板による23cmウーファーは、その口径にもかかわらず、160φ×85φ× 20tmmの超大型マグネットと76φmmという大型ボイスコイルで構成されており、これは、上級のMONITOR2000の34cmウーファーと同サイズの強力なユニットであった。

また、フロントバッフル面には高密度・高剛性のレジンコンクリートが採用されており、その形状も回析効果を検討してバッフル端の4方向に向かい凝ったRがつけられていた。この点は、後にアメリカハイエンドのスピーカーメーカー、ティールが採用した手法と同様のコンテンツであり、いかにオンキョーのスピーカー技術が時代の最先端を走っていたかが伺える。これは、同時期に発売されたオンキョーのフラッグシップスピーカー、グランドセプターGS−1の技術が活かされたことも大きいのではないだろうか。

その音質は、小生が期待したとおり、高解像度にして抜群の定位感、音場の見通しにも優れた素晴らしい音質であった。しかし、この「MONITOR500」、なかなかアンプに対しては贅沢なスピーカーで、価格バランスの取れた10〜20万円ぐらいのプリメインアンプでは、まともに鳴ってくれない。
この点が、当時市場での評価がいまひとつだった要因かもしれない。

この強力なウーファーをしっかりとグリップして十全に鳴らそうとすると、相当ハイレベルなアンプの駆動力が求められる。拙宅では、以前、余興でマークレビンソンのモノラルパワーアンプ、ML−2Lで鳴らしたことがあったが、スケール感を除けば、当時のメインスピーカー、ダイヤトーンDS−V5000に匹敵するほどの見事な鳴りっぷりであった。

当初数年は、世評通りのシャープでダイナミック、まさに「MONITOR」の名にふさわしいハイフィデリティな音調であったが、年数を重ねるに連れ、顔にしわが刻まれ味わいが醸し出される人間同様、音に柔らかなヒダがつき、どちらかというと少々メタリックな雰囲気を感じさせたヴォーカルや弦楽なども、実にしなやかに聴かせるようになった。イケイケやんちゃ小僧が年を重ねて余裕のある大人の風格がついたような変わりようだ。

拙宅では15年ほど前に、ウーファーのウレタンエッヂがボロボロになったためセーム皮に張替え、その後しばらくはDS−V5000のサブ機として愛用していた。現在では、写真のような横置き仮想同軸のセッティングによるAV9.1chシステム・デュアルセンタースピーカーとして、一番重要な人間の声を再生する任につき、余生を送っている。

四半世紀にわたり、拙宅のシステムを見続けてきた音狂「MONITOR500」。
ひょっとすると、今後、最新の強力なアンプシステムで鳴らす機会が訪れるかもしれない。
それまでは、ひっそりと拙宅システムの傍らで、オデオに四苦八苦する小生を見守っていて欲しいものだ。

コメント

コメント(2)
使ってます
うちでもいまだに現役ですが、AVシステムのメインSPで使ってます。
ウーファー口径は23㎝ですが、特に低音病でも無い限り全然問題はないです。サブウーファー不要です。
またそろそろウレタンエッジがへたって来る頃ですが、まだまだ使いそうです。
トールボーイのAV用SPの必要性を全く感じません。

DS-V5000

2020/05/13 18:58 URL 編集 返信
なめちゃん仙人
Re: DS-V5000さん
こんばんは♪

はじめまして、でしょうか! ようこそ、おいでくださいましたヽ(^О^)ノ
約10年前、ヤフーブログ時代の懐かしい記事にコメいただき、ありがとうございます。

そんでもって、「DS-V5000」さんとは、なんとも潔いHN、かつての愛機であります!

>うちでもいまだに現役ですが、AVシステムのメインSPで使ってます
ほうほう、未だに現役とは素晴らしい!
拙宅のMONITOR500は、オデオ部屋が手狭になったこともあり、何年か前に嫁に出しました(笑)

>またそろそろウレタンエッジがへたって来る頃ですが、まだまだ使いそうです
きっと、エッジ交換すれば、また惚れ直すと思いますよ!
現行の銅価格のスピーカーと比べても、作りは圧倒的に上でしょう。
バブル前夜の、まだオデオ業界も余裕と勢いのある時代だから生まれた名機だと思います。

AVには、もったいないくらいのポテンシャルでしょう!☆~(^-゜)v

なめちゃん仙人

2020/05/14 00:41 URL 編集 返信
コメント投稿
非公開コメント

仙人郷 ~今日の言葉~

仙人郷アクセスカウンター

Yahoo!ブログより継続カウント
オーディオ三國無双 猛将伝 : 190,833、 オーディオ三國無双 猛将伝Ⅱ-不死鳥伝説- : 834,465、合計 : 1,025,298 より継続

プロフィール

なめちゃん仙人

Author:なめちゃん仙人

★☆★ The audio brand I use habitually ★☆★

JBL Mark Levinson Jeff Rowland D.G. Cello PASS Laboratories KRELL GOLDMUND WADIA

dCS McIntosh EMT Benz Micro Switzerland GRADO ortofon counterpoint VIMAK LINN

WireWorld audioquest SUMIKO SHURE Audio-Technica LYRA PhaseTech Cardas Audio

SONY MARANTZ LUXMAN PIONEER  Exclusive VICTOR DENON CEC ESOTERIC  Technics

YAMAHA Timelord FURUTECH OYAIDE Audio Design PAD PS Audio SAEC Nakamichi

TASCAM muRata S/A LAB CANARE BELDEN ACROLINK SILTECH MONSTER CABLE   

ジャンルランキング

[ジャンルランキング]
音楽
85位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ジャズ
3位
サブジャンルランキングを見る>>

カレンダー

07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR