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知る人ぞ知る!中森明菜~セシウムクロック盤♪(アーカイブ)

知る人ぞ知る!中森明菜~セシウムクロック盤♪

拙ブログにご来訪の研究熱心な読者諸氏ならば、ルビジウムクロック盤やセシウムクロック盤と呼ばれる高音質CD盤をご存知の方も多いのではないだろうか。

一般的には、ビクターエンタテインメント(株)より発売されたルビジウムクロック盤が最初であろう。

これは、CDカッティング際のマスタークロックを従来のクオーツの10,000倍の精度を持つルビジウム原子信号発生器をマスタークロックとして使用することで、クロック精度を上げより極力純粋でにじみの無いデジタル信号をディスクに収めようとするものだ。

小生が聴いたルビジウムクロック盤で、その圧倒的なローレベルの美しさと深遠なる音場感で驚いたのがイタリア・ベルカントオペラのアリアを中心に収録した佐藤美枝子の「アリア」だ。
佐藤美枝子は、メゾソプラノ/チャイコフスキー国際音楽コンクールでの日本人初の優勝者で、“天上のコロラトゥーラ”としてバリバリ売り出し中のソプラノ歌手である。

このルビジウムクロック盤の更に上を行くのがセシウムクロック盤である。

セシウムクロック盤は、セシウム原子発生器(セシウムクロック)を使用してCDダイレクトカッティングを行うものである。原子時計として世界的な標準時間を決定しているセシウムクロックは、ルビジウムのさらに1000倍の精度とされている。

セシウムクロックの高精度のものは10-15(3000万年に1秒)程度、小型化された精度の低いものでも10-11(3000年に1秒)程度の誤差である。高精度クロック搭載と声高にうたっているCDプレーヤーのクロックで10日に1秒程度の誤差のクロック精度であることを考えると、もの凄い精度としか言いようがない。巷で流行っている高精度クォーツを搭載するクロックチューンと比較しても数万倍の高精度と言える。

ルビジウム・クロックは民生用マスタークロック・ジェネレーターとしてエソテリックG−0sなどが製品化されているが、セシウムクロックのジェネレーターはあまりにも高額のため、まだ民生機では発売されていない。業務用機としては、米DATUM社や日本総合制作株式会社の「CESIUM ATOMIC CLOCK」が有名だ。

セシウムクロック盤としては、前述した「佐藤美枝子/アリア」の限定盤や、同じく佐藤美枝子の日本歌謡曲集「さくら横ちょう」があり、一片の曇りも無い素晴らしい極彩色の音色を聴かせてくれる。

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左側が 「佐藤美枝子/アリア」 、右側が 「佐藤美枝子/さくら横ちょう」 である。

ルビジウムクロック盤のCDは、まだまだクラシックなどにわずかに見られるぐらいで、セシウムクロック盤ともなると世界でもほとんど見かけないのが実情だ。佐藤美枝子の他には「鬼太鼓座」限定盤ぐらいであろうか。

と、ココで本日の本題。

これほど、数少ないセシウムクロック盤が、な、な、な、なんとJ−POPにも存在するのだ!

それが、中森明菜「UTAHIME D.D.(歌姫 ダブル・ディケイド)」(2002.12.04/ユニバーサルJ/UMCK-1139)だ。

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ご存知、J−POPの名曲をカバーする歌姫シリーズの1枚だが、D.D.はかつての中森明菜のシングルをニューアレンジで新録したセルフカバーアルバムである(※1曲だけ竹内まりや「駅」をカバー収録)。

実は、小生、このアルバムがセシウムクロック盤であることを知ったのはつい先日のことである。

以前より、比較的好録音が多い歌姫シリーズの中でも、とりわけリアリティに富んだ音色のアルバムであるとは認識していた。ところが、CDトランスポートにマークレビンソンNo.31Lを導入してからというもの、その音の良さがこれまで以上に際だって感じられるようになったのだ。

当初は、マイクプリアンプにビンテージ真空管でも使用したのか、とも思っていた。それほど密度の高い濃厚なヴォーカルがスピーカーのセンターに展開するのだ。これほどの密度感は、ジャズヴォーカルの優秀録音盤でもそうそう聴けるものではない。

その理由を求め、改めてアルバムのブックレートを精読してみると、老眼の小生には見えるか見えないかの極小の文字で、「デジタルラインにおいて全面的にセシウムクロックを採用した」 旨の表記を見つけた。また、日本総合制作株式会社の「CESIUM ATOMIC CLOCK」のロゴマークも刷り込まれていた。

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小生のデジカメでは、これが撮影できるギリギリのところ。実際は至極小さな級数の文字で記載されている。

発売時には全くアナウンスされていなかったので、気づいた人はほとんどいないのではないだろうか。

なるほど、セシウムクロックらしい、滲みの無いサウンド描写だ。明菜のヴォーカルは超高密度にセンターに展開、通常のCDなら色濃いヴォーカルにマスキングされがちな背景のギターやパーカッションなども、ヴォーカルに潰される事なく繊細なデティールを聴かせる。

特に、#8「セカンドラブ」、#9「水に挿した花」、#14「スローモーション」は素晴らしい。
ゾクゾクするような、艶めかしいヴォーカルを聴くことができる。一聴の価値ありだ。
また、#11「駅」のヴォーカルとストリングスとの絶妙なバランス感覚も聴きどころの一つである。

ただし、このCD、気難しい一面もあり、システムの持つアラを必要以上に誇張してしまう危険性を秘めている。ルームアコースティックを含めたシステム全体の再生バランスに僅かでもネガティブな面があると、肥大した低域でヴォーカルがマスキングされたり、ヴォーカルが音場の奥へ引きこもり、エッヂの甘い潤いに欠けた表現になることもある。
ある意味、オデオ自慢の手腕が問われるディスクとも言えよう。

しかし、本当、まさかJ−POPにセシウムクロック盤が埋もれているとは夢にも思わなかった。

興味を抱かれた方は、是非一度聴いてみてはいかがだろうか。
中森明菜 ~歌姫 ダブル・ディケイド
津波の被害はありませんでしたかぁ〜っ! と、こんな感じで今日は午後からパラパラと雨模様です。。昨日から少し肌寒く感じますが、もう3月っ!春は確実に近づいてますねっ☆ と、、そんな感じで先日、なめちゃんさんが 「セシウムクロック盤のJ-POP CD」とご紹介されていたCDです♪ 高音質とのことで気にもなりますし、明菜嬢のCDは今思えば手持ちに無いので、思わず手がのびましたっ☆ ま、、当然ヤホーで中古を探しましたけど。。^^;でもコレも運命でしょうか、、探したそのとき
2010/3/2(火) 午後 10:30 [ オトコは KAWASAKI ]
歌姫降臨
Akina Nakamori~歌姫 ダブル・ディケイド~ [[attached(1,center)]] 1. Double Decade Delivery #1 (instrumental) 2. TATTOO 3. ミ・アモーレ [Meu amore...] 4. TANGO NOIR 5. 北ウイング 6. SAND BEIGE -砂漠へ- 7. DESIRE -情熱- 8. セカンド・ラブ 9. 水に挿した花 10. 少女A 11. 駅
2010/3/9(火) 午後 4:38 [ AUDIO〓 ]
『中森明菜 歌姫D.D.』−セシウム明菜に挑む その1
今回の記事は、リアルタイムではなく、一連の作業が終わった時点で書いてます。5日間延べ17時間かかりました。まだ終わってないですが、一段落付いたと感じられますので、何回かに分けて書きつづってみます。また、写真を撮る余裕が無く、つまらない文章ばかりになります。一連の作業は、3曲目のミ・アモーレに的を絞って行いました。 近頃、1ジャンルとなっている感のある『中森明菜 歌姫 D.D.』(以下セシウム明菜)ですが、うちでも明菜姫、ぐずっておられます。この一枚に振り回されるのは嫌だなぁと、無視しようと
2010/3/10(水) 午前 8:57 [ あれもこれも ]

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コメント

コメント(2)
No title
今更…という気もするが「駅」はカバーではなくて中森明菜への提供曲。竹内まりやの方はセルフカバー。クリムゾンというアルバムに5曲書いてるうちの1曲。

crazywalk

2015/01/03 13:37 URL 編集 返信
No title
crazywalkさん、こんにちは♪

懐かしの5年前の旧ブログ記事アーカイブへコメいただき、誠にありがとうございます!
また、細部まで拝読いただき、重ね重ね御礼申し上げます!ヽ(^О^)ノ

おっしゃるとおり、「駅」が86年「CRIMSON」に収録されていることは存じ上げてますよぉ~♪小生の大好きなアルバムです!小林明子×5+竹内まりや×5の楽曲提供でオリジナルアルバムをリリースするなんて豪華ですよね!!crazywalkさんも愛聴盤なんでしょうね!後に同アルバムのLP、CD、SACDの聴き比べなんてのも拙ブログで記事化しちゃいました(笑)

まりや嬢は87年の「リクエスト」でセルフカバー、明菜嬢は、「UTAHIME D.D.(歌姫 ダブル・ディケイド)」でセルフカバー、お二方にとってもセルフカバーなので、ややこしいですね(爆)

この楽曲についてはお互い歌詞の解釈が違うとか、いろいろと物議を醸し出しましたが、まぁ、「エエ曲はエエ曲じゃ!」ということで、素直に感動しちゃいましょう!!☆~(^-゜)v

なめちゃん仙人

2015/01/03 17:55 URL 編集 返信
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