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高血圧にして高熱プリ~カウンターポイントSA-3♪(アーカイブ)

高血圧にして高熱プリ~カウンターポイントSA−3♪

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先日、ポエム調(のつもり)で紹介した、プリアンプのニューフェース、
読者諸氏がご推察の通り、今は無き、米国カウンターポイント社のプリアンプ「SA−3」だ。

これまで、同社の製品は、真空管プリアンプのSA−5、ソリッドステートプリのSolid−M8、
ハイブリッドパワーアンプのSA−20を愛用してきた。
いずれも、カウンターポイントの総帥、マイケル・エリオット氏の手による名品である。

SA−5はトラブル続きであえなく昇天、Solid−M8は開発年度が新しいためか、操作感・音質ともに満足度の高いものであったが、何かと買い替えのため放出、SA−20は濃厚で熱い音は、小生好みのモノであったが、筐体の作りが荒く満足感を喪失、手放してしまった。

今回導入した機器は、真空管プリのSA−5を細部にわたって再検討し、ブラッシュアップ&低コスト化した真空管とトランジスタのハイブリッドプリのSA−3だ。

6DJ8を3本を用いた信号系の回路構成は基本的にSA−5と同様だが、バイアス、負荷抵抗の処方、
プレート電圧のかけ方が異なる。また、SA−5では真空管構成だった別電源部をトランジスターとダイオードで組み直した低電圧回路としている。

これら回路構成の見直しにより、信頼性の向上と、より洗練された音質を得たのがSA−3である。価格的にはSA−5の下位モデル的ポジションの製品だが、音質的にはSA−5を凌ぐ部分が多々あるようだ。

なにぶん、25年近く経っているビンテージ機器である。
まずは、筐体内に異物やホコリが溜まってないか、チェックもかねて清掃することにした。
真空管アンプにとって綿ホコリなどは、トランジスターアンプ以上に有害なものとなる。

専用ブロアーでホコリを吹き飛ばし、あちらこちらを特注クリーニング剤と綿棒でクリーニング。
はんだのクラックなどは見当たらないし、基板や素子も経年を考えるとキレイなほうであろう。

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真空管の下部は、放熱と考慮して、網目状のスリットになっている。

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これが、高周波用の真空管6DJ8×3本。

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今回は予備の真空管として、カウンターポイント純正の6DJ8を3本、入手することができた。

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小生、仕事が急がしく、本格的なセッティングや試聴ができていない状態ではあるが、
程度の確認も含めて簡易試聴をすることにした。

CDプレーヤーにヴィマック CDT−1000+マークレビンソンNo.30.6L、パワーアンプは
アキュフェーズP−600をあてがった。

真空管プリらしく、予熱時のポップノイズなどを防ぐMUTE/OPERATEスイッチがある。
MUTEポジションになっていることを確認した後、電源投入、数十秒後、フロントパネル中央のLEDが
赤から緑に変化したところで、OPERATEポジションに切り替え、いざ試聴である。

ここで他のプリアンプとは決定的に異なるのは、スピーカーからの残留ノイズが良く聞こえること。
「あれ?」と思ったので、念のためスピーカーセレクターを切り替え、スピーカー接続をP−600から外し、
軽くクリックのついたゲイン(ボリュームとは表記していない)をほんワンクリック上げてみた。

何と、P−600のデジタルメーターが数十ワットを指しているではないか!
スピーカーを接続した状態で音だしをしたら、もの凄い大音響が部屋を揺さぶったであろう。

残留ノイズが多いと感じたのは、あまりもSA−3のゲインが高すぎたためだったのだ。
まさに、“高血圧プリアンプ”と呼ぶにふさわしいハイゲインぶりである。

幸いにして、拙宅で使用しているパワーアンプは、ソニーTA−NR1を除いた全ての機種で、
入力ゲインを調整するアッテネーターを搭載している。
P−600にもフロントパネルに左右独立の大型アッテネーターがある。

このアッテネーターをカチカチ!と三分の一ほど絞込むとで、ようやくSA−3のボリュームを9時近くまで
上げることができた。

体温も新型インフルエンザ並みの高熱。
放熱性も考慮したアルミのサイドバネルが数分でチンチンに熱くなる。

操作性もお世辞にも良いとはいえない。

バランス・コントローラーのつまみはセンタークリックが無いため、自分の耳でセンターポジョンを
決めるしかなく、少々不安も残る。

まぁ、耳に自信のないヤツは使わんでよろしい!ということなのだろうか(笑)
それとも、単なる大雑把な作りこみのせいなのか。。。

さて、音のほうは、、、昨日、新書庫で取り上げたばかりの柴田淳をはじめ、
メロディ・ガルドー、ジェニファー・ヴォーンズなど小生お気に入りの女性ヴォーカルをチョイ聴きした。

実に生々しい。。。これが、カウンターポイントに共通した音の魅力。

同じ生々しさでもゴールドムンドのような色香を漂わす妖しい艶を帯びた生々しさでなく、
もっと素朴な、生娘のきめ細かい柔肌に触れるような感覚であり、温度感である。

しばじゅんのようにエコーやリヴァーブを控えめに“声”を録ったシンプルなヴォーカルには、
ムンドやレビンソンよりカウンターポイントのほうがマッチングが良い。
逆にメロディー・ガルドーのような鬼気迫る雰囲気をダイレクトに表現するのは、ムンドに分がある。

比較的きつく録ってあるヴァイオリンの高弦の響きを聴いても、まろやかでナチュラルな響きを聴くことができる。

さりげない“暖かさ”、まろやかな“生々しさ”、これがカウンターポイントのプライオリティであろう。

今後は、本格的にシステムに組み込んでの試聴を進めていこう。
 
コメント(31)
 
¡­饢\¤\³\ó
@_@;)行ったのね!行っちゃったのね!!!
スイッチ切り替えのときの『キーーンっ』っとアラレちゃんの音も
堪能しちゃったのねd(@_@;) 009/10/5(月) 午前 0:44
¤µ¤֤Á¤ã¤ó
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
さぶちゃんさん、こんばんは♪
こちらもさぶちゃんさんに負けず(笑)、よばれていっちゃいましたぁ〜ヾ(@゚▽゚@)ノ
切り替えるときには、かならずMUTEにして、、、じゃないと・・・わはははっ〜(゚∀゚∀゚∀゚)
2009/10/5(月) 午前 0:49 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
¡­饢\¤\³\ó
こんばんは

>生娘のきめ細かい柔肌に触れるような〜
このリアルな表現は、夜な夜な行っているなめちゃんさんの所業かと錯覚させるものですぞ〜。(笑)

一筋縄ではいかなそうな「SA−3」ですが、最初からお行儀よく、そこそこの音を出す機器より、こういう機械の方が“ならでは”の音を放つようになる・・・というのもオーディオのセオリー。楽しみなことですね。(*^-^*)
2009/10/5(月) 午前 2:48 ¤¿¤äÁ¤ó
¡­饢\¤\³\ó
USAの製品は良くも悪くも豪快ですね。
行きつけのショップの店長の話で「見てよ、このUSAのSP、近似ロットなのにホラ内部構造が違うと言うか、同じ様に作ってないと言うか、お国柄かねぇ」なんて語られます。
万国機器をお持ちの仙人様には、「今回の彼女は…そうきたかぁ…」なんて具合なんでしょうね。
詳細なレポート一日千秋でお待ちしています(笑) ºï½ü
2009/10/5(月) 午前 7:37 [ Nally ]
¡­饢\¤\³\ó
ゴールドムンドのほうが好みかもしれません(笑)
だって「色香を漂わす妖しい艶とか、鬼気迫る雰囲気をダイレクトに表現」とかじゃあ、、ネ^^
2009/10/5(月) 午前 10:17 loverysugichan
¡­饢\¤\³\ó
見ても楽しめる機械って素晴らしいですね
2009/10/5(月) 午前 10:45 [ きんたろう ]
¡­饢\¤\³\ó
25年前の製品と思えないほど綺麗ですね!
相当熱いようですが、これからの季節ならば暖房器兼務で使えるのではないでしょうか(笑)
私は「生娘のきめ細かい柔肌」に触ってみたいです(爆) ºï½ü
2009/10/5(月) 午前 10:53 [ ジムラン21 ]
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
こんにちは。自分も一回は海外の製品使ってみたいですね
ジェフローランドやゴールドムントあたりでしばじゅん鳴らしたときにぁ?すんません、興奮してしまいました(笑)7日はしばじゅんの新しいシングルの発売日です
2009/10/5(月) 午後 4:46 [ acc**hasec2*0* ]
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
追伸。今、しばじゅんの花吹雪聞いています。いい歌っすね!
2009/10/5(月) 午後 8:12 [ acc**hasec2*0* ]
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
たっちんさん、こんばんは♪
妄想親父の戯言とお聞き流しくだされぇいヽ(*^▽^*)ノ

世間では「スピーカーを破壊する」「煙が出る!」「火が出る!!」といった悪評がつきまとうカウンターポイントのプリですが、その“音”はなかなか魅力的なモノです。
しかしながら、確かに諸々の使い勝手は劣悪ですね┐( ̄〜 ̄)┌
今回もボリュームの感覚が、、、、ちょっと困り者です。
これから、拙宅システムにどこまで馴染むのか、楽しみでもあり不安でもあります(^o^)v
2009/10/6(火) 午前 0:17 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
Nallyさん、こんばんは♪
ご指摘の通り、USAモノは同じ型番でも作りとか仕様にバラツキが多いですね。初期のクレル・パワーアンプなど、3つロットがあったら中身が3つどれも違う(笑)なんてこともありましたから。ある意味いい加減ですが、機器が常に成長して行くという面白みもあります。

SA−3も、輸入代理店ノアの取扱説明書にはケイ囲みで以下のような目立つ説明文の記載があります。
『カウンターポイント社は、新しい技術、新しい素材の開発に絶えず努力して製品を向上させています。従って事前の予告なしに製品のデザインなどの変更をすることがありますのでご了承ください。このため現在のカウンターポイント社の製品は、現在発表されている製品の詳細に若干の相違がある場合がありますが、最初に発表されたものより常に改善されています。』
面白ですね〜\(≧∇≦)/
2009/10/6(火) 午前 0:28 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
杉ちゃん、こんばんは♪
杉ちゃんは生娘の石鹸の香りより、妖艶な美女の色香のほうがお好みのようですね!
小生は、両方好きですよぉ〜だってハーレムですからねぇ〜(^o^)v
2009/10/6(火) 午前 0:39 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
きんたろうさん、こんばんは♪
SA−3の臓物が華やかなので、ついつい撮っちゃいました!
音だけでなく中身の色合いまで国産機とは一味も二味も異なるようです(^o^)v
2009/10/6(火) 午前 0:42 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
ジムラン21さん、こんばんは♪
外観は経年なりの使用感がありますが、内外ともに中古としては上物の部類に入ると思います。バランスに少々ガリがでていますが、他は特に問題ないようです。
ジムラン21さんは、どちらかというとウブな生娘がお気に入りのようで、、、オデオで女性の嗜好もわかっちゃいますね\(≧∇≦)/
2009/10/6(火) 午前 0:46 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
acc**hasec2*0*さん、こんばんは♪
国産機の実直で生真面目な表現も良いですが、海外機のちょっと“ヤバイ”感じの“音”もハマリますよ!
拙宅でしばじゅんとマッチングが良いのが、ムンドとオールドレビンソン!MM7.5とML−10Aで聴くヴォーカルのゾクゾク感は、他の機器では聴けないリアリティです(^o^)v
2009/10/6(火) 午前 0:56 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\§·¿¡¼
いいですねぇ〜、『花吹雪』!
イントロダクションのピアノソロからアコースティックギターが絡み、ストリングスでクライマックスへ、、、というしばじゅんバラードの典型ですね。間奏のギターソロも好きです。
・・・・・・と、小生も聴いておりま〜す(^o^)v
2009/10/6(火) 午前 1:14 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í

コメント

コメント(6)
No title
これは日本人が回路を開発したらしいのですが事実はどうなんでしょうかね~

SEED

2014/01/04 13:22 URL 編集 返信
No title
SEEDさん、こんばんは♪

あまりにも懐かしい記事へのコメでしたので、危うく見落とすところでした(笑)

>日本人が回路を開発したらしい
へっ!? w(゚o゚)w
カウンターポイントの設計は、マイケル・エリオットではないのですかぁ?・・・\(◎o◎)/!

なめちゃん仙人

2014/01/05 02:19 URL 編集 返信
No title
日本人らしいですよ うら話ですが...

SEED

2014/01/05 06:53 URL 編集 返信
No title
SEEDさん、こんばんは♪

わかった!!!
実はマイケル・エリオットは帰化して日本人だった!(爆)

う~ん、、、オデオ都市伝説みたい(笑)(≧▽≦)人(≧▽≦)ノ

なめちゃん仙人

2014/01/05 17:49 URL 編集 返信
No title
ちがうちがうよぉ~(爆)

SEED

2014/01/06 14:18 URL 編集 返信
No title
それでは・・・・・・

マイケル・エリオットは、
そもそもが「米蹴 襟夫」という日本人だった(爆)(≧▽≦)人(≧▽≦)ノ

なめちゃん仙人

2014/01/07 00:16 URL 編集 返信
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