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名将、アキュフェーズC-280V♪(アーカイブ)

名将、アキュフェーズC−280V♪

前回の記事で記したとおり、拙宅プリ群の中で一番好きなボリュームは、アキュフェーズC−280Vの
松下電子製の回転抵抗体式ボリュームだ。

最近は、オールドレビンソンやゴールドムンドなど新参者ばかり寵愛して、古参の家臣、C−280Vとは
少々疎遠になっていた。

拙宅のプリアンプ群の中では、製造年月を別として使用年数が一番長いのが、このC−280Vである。
もうかれこれ、15年以上の付き合いになる。
一度、ボリューム・ユニットを全交換するメンテを経て、製造より20年近く経った現在でも絶好調だ。
 
アキュフェーズの製品は確かに高額だが、購入後の緻密なサービスワークと脅威的な耐久性を考えると、安いものではないだろうか。
数百万もする欧米ハイエンド機でも、数年でガタがきてオシャカになる機種はざらにある。

さて、記事で取り上げたのを機に、久々じっくりとC−280Vに触れてみた。

\¤\᡼\¸ 1

やはり、このボリュームの感触は素敵だ。

適度な粘りと抵抗を伴い、「ヌッタリ、ヌゥ〜」と回転していく様は、まさにポルシェのシフトレバーを
操作する感触に似ている。

かつて、カーグラフィックの初代の編集長である小林章太郎氏は、ポルシェのマニュアルミッションの
シフト感覚を「熱いナイフでバター切るような感触」と評した。
また、その独特の“ヌメ”とした感触を形容して「スプーンで蜂蜜をかき回す」とも言われる。

まさに、280Vのボリュームは、ポルシェのシフト感覚そのものだ。

ん〜、ここで小生も小林氏に負けず劣らずの文学的表現を一つ。
「少々さめたチーズフォンデューをフランスパンでかき混ぜるような感触」・・・・駄目だね(笑)

\¤\᡼\¸ 2

「オーディオの足跡」さんが、C−280Vのボリュームについて簡潔に記しているので、その抜粋を紹介しよう。



音量調整部には、C-280Vのために特別に開発した調整器を採用しています。
抵抗体にはスタジオ用として使われるCP(コンダクティブ・プラスチック)素子を用いており、CP抵抗体は抵抗素子を印刷後、高温加圧整形することにより表面を鏡面状に仕上げることで、低接触抵抗、低歪率を実現しています。
抵抗体と接触するブラシは金メッキ多接点型を採用しており、外部端子と一体構造にして金属接合面を無くし、異種金属歪を低減しています。また、回転方式はブラシが回転する方法ではなく、これを固定し抵抗体が回転するという構造になっています。これにより内部の接触面は大幅に減少し、接点グリスも不要となり耐久性を向上しています。
さらに直径8mmの真鍮シャフトをアルミ切削軸受けで支持し、4個の素子をそれぞれ高精度アルミ切削ケースに収納して完全なシールドを施し、音質の向上を図っています。
可変方式は連続可変型で、トラッキングエラーは-60dBの位置で実測0.5dB以内という優れた精度を実現しています。




\¤\᡼\¸ 3

アキュフェーズの最新プリに搭載されている「AAVA方式ボリューム」も悪くは無いが、
小生としては、C−280Vに搭載されたこの優秀なCP4連ボリュームを活かし、最新の技術を投入した
プリアンプをつくってくれないだろうか、と前々から思っていた。

ところが、コレは叶わぬ夢であることがわかった。

つい先日発売された「AUDIO BASIC」Vol.52誌上で、『日本アンプの底力』と題した特集記事に
アキュフェーズの音作りの要、ボリュームについての記事が掲載されていた。

その記事では、以下のように記している。

『・・・・(C−2810の)大きな特徴は音量調整ボリュームである。これにはちょっとしたストーリーがある。歴代モデルC−280Vはヒットした商品であったが、使われた高音質ボリュームはアルミ削り出しボディーで劣化の少ないコンダクティブプラスティック素子を使ったもので、これ以上の音量調整ボリュームはなかなか見つけることが困難と考えていた。ところがこのボリュームが入手できない事態になったのである。そこで相当の開発期間を経て、完全アナログ方式の重みを付けされた16種類のV・I変換アンプを電流スイッチで切り替えて音量を可変させる「AAVA方式ボリューム」を開発した。』

そう、この松下電子特注のボリュームは現在では入手困難になってしまったのだ。

であれば、現在愛用してるC−280Vは今後、大変希少な存在になってくるだろう。
ボリュームのみならず、C−280Vに搭載されている、全回路対称型プッシュプル型のイコライザーアンプは唯一無二の素晴らしいアナログ再生を約束してくれる。

何より、どっしりと厚みのある量感と抜群のキレ味を兼ね備え、聴く者に熱く語りかけてくるサウンドは
小生を魅了して止まない。

今後、拙宅のプリアンプ群はいろいろと様変わりをすることもあろうが、C−280Vだけは拙宅システムの要、プリアンプの名称として、未来永劫、存在し続けるであろう。

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