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“ソフトン”の音は、“ソフト”じゃないよ♪(アーカイブ)

“ソフトン”の音は、“ソフト”じゃないよ♪

読者諸氏は「ソフトン」というオーディオ・メーカーをご存知だろうか?

真空管を使ったCDプレーヤーやDAコンバーター、フォノイコ、アッテネーターなどのオリジナル機器を
意欲的に出している日本のオーディオ・ガレージメーカーである。
http://www.icl.co.jp/audio/

アキュフェーズが「アキュレート(正確な)」と「フェーズ(位相)」の造語であることは有名な話だが、
ソフトンも「ソフト(柔らかな)」と「トーン(音調)」の造語なのかだろうか。

先般、フェーダーBOX導入の記事の際、
拙ブログのご常連様である杉ちゃんが、ソフトンのパッシブ型アッテネーターModel5をご愛用
されていることを知り、なかなか面白い製品だなと前々より興味を抱いていた。

今回、いつものごとく、ふらふらとヤフオクを徘徊していたところ、何故か「AVアンプ」のカテゴリーに
この「Model5」が出品されているのを発見した。
当然、誰も入札することなく小生の入札のみで、オークションは終了した。

落札価格は、定価の半額以下! 
全所有者は数時間しか使用していないようで、確かに届いた「Model5」は新品同様のピカピカだ。
大変ラッキーだったと言えよう。

\¤\᡼\¸ 1

\¤\᡼\¸ 2

これが、ソフトンModel5。

23接点ロータリースイッチによる抵抗切り換え式アッテネーターで金属皮膜抵抗器とカーボンソリッド抵抗器を選択可能だが、今回入手したのは金属皮膜抵抗器のほうだ。

前半の12ステップは2dB刻みに、後半は3dB刻みに減衰、という音量調整幅限れているため、
小生が得たい音量を23ステップの中で得られるかどうかが懸念事項ではあった。

これは、以前ARのプリアンプ「Limited Model2」を導入の際にも、小生の好みの音量にピンポイントで
ボリュームコントロールができないため手放した苦い経験がある。

「Limited Model2」は58ステップと「Model5」の倍以上の細かい調整が可能だったにもかかわらず、
適切なボリュームコントロールがダメだったことを考えると、「Model5」はよほどの幸運がない限り、
小生のシステムにマッチするのは難しいと思われた。

今回は、その数少ない幸運にめぐり合えたようで、写真のポジションでベストの音量を得ることができた。
しかしながら、ソフトや曲によっては前後0コンマ数dBほど音量調整がしたいのも事実で、その点は
やはり不満が残るところだ。

以前、杉ちゃんより「アッテネータを動かすときに異音を発した」との恐ろしいお言葉を頂戴していたので、
内心ドキドキしながらアッテネーターを動かしてみたのだが、特に異音やノイズ等は発しなかった。
まずは一安心。

\¤\᡼\¸ 3

さて、肝心の音質や如何に。

先回のフェーダーBOX同様、従来パッシブ型が苦手とする音場空間の描写力や、
可聴帯域全域でのエネルギー感が問われる意地悪ソフトで、その実力の程を伺ってみた。

藤田恵美の「camomile Best Audio」から「Best of My Love」。
ご存知の方も多いかもしれないが、ウィンドベルの華麗なさざめきが天空より降り注ぐ、その三次元的な
音場をどこまでリアルに再現できるかがポイントだ。

ウィンドベルの音数はなかなかなもの。かなり細かい音の礫がシャワーの如く降り注ぐ。
しかしながら、高さはあまり出ない。広がりも拙宅のプリ群と比較すると一回り狭い感じだ。
藤田恵美のヴォーカルは若干余韻が抑えられた雰囲気で表情の硬さが気になる。
マークレビンソンML−10Aのようなしっとり濡れた柔らかな唇の再現は無理なようだ。

ヒラリーハーンのヴァイオリンは、芯がしっかりとしていてソリッド。
かなり辛口の再現だが、バランスを崩したり、高弦が耳障りになるようなキツサはない。
ヴァイオリンやオケのエネルギー感は、損失することなくしっかりと伝わってくる。
ただ、ここでも余韻を形成する倍音成分が少ないようだ。

ダイアナ・クラール「THE LOOK OF LOVE]。
リリカルに響くピアノの音色が美しい。
ヴォーカルを盛り立てるストリングスの繊細なトーンや、張りのあるヴォーカルも余すところなく再現する。
ただ、もうひとつ深みのあるヴォーカルの艶やかさまでは再現が難しいようだ。

全体にライトな表現が得意のようで、濃さ、深み、柔らかさ、濡れ具合、といった聴く者の情感に訴える
部分は希薄に感じられる。

「ソフト」「トーン」というよりは、むしろ、「ソリッド」「トーン」といったほうが適切か。

いずれにしても、拙宅の濃密プリ軍団と比較してのことで、エントリークラスのプリアンプとの比較であれば、十分よい勝負をする内容の音だと思う。

パワーアンプやプレーヤーなどで予算がなくなってしまったが、安価でハイクオリティなボリューム
コントローラーを探されている方には、まさに万向きのアッテネーターだ。

「Model5」はコストパフォーマンスという点では最高得点を与えてもよい良品であろう。
 
コメント(12)
 
¡­饢\¤\³\ó
お宝発掘ですね
ウッシッシ!!!
2009/5/27(水) 午前 3:45 ¤Ԥ¡ë¤â¤ó
¡­饢\¤\³\ó
誰も入札しなかった・・・それはラッキーです
2009/5/27(水) 午前 9:18 [ きんたろう ]
¡­饢\¤\³\ó
なめちゃん、きんたろうさん、私も他の入札者0でした^^
落札価格は15000円だったように記憶してます。
程度もピカピカでした^^

私の場合はプリメインのプリ部との比較でしたから
音の純度の高さに十二分に満足しました。
今はonkyouのプリを使用中なので遊ばせていますが
なめちゃんのレポートから可也な品物と確信できましたので
大事に取っておこうと思っています。
ばんざ〜い^^
2009/5/27(水) 午後 1:28 loverysugichan
¡­饢\¤\³\ó
こんにちは!
一枚基盤にキレイに抵抗が配置されてますね。
なんでこれがAVアンプのカテゴリーに出品されていたのが不思議です。
杉さんみたいに15000円で買えるのなら私も使ってみたいです! ºï½ü
2009/5/27(水) 午後 3:48 [ ジムラン21 ]
Yahoo!\¢\¡ø·¿¡¼
ぴぐもんさん、こんばんは♪
今回は、なかなかリーズナブルなお宝でした!
オークションの場合、常識的なカテゴリー以外にお宝が潜んでいることが多いですね(^o^)v
2009/5/28(木) 午前 0:38 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\¡ø·¿¡¼
きんたろうさん、こんばんは♪
終了までたっぷり数日間ありましたが、誰もかすりもしませんでした。
これが、「アンプ>一般>その他」のカテゴリーに出品されていたら、そこそこライバルが登場したかもしれません。ラッキーです(^o^)v
2009/5/28(木) 午前 0:41 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\¡ø·¿¡¼
杉ちゃん、こんばんは♪
これはこれは、導入のきっかけとなられた杉ちゃんではないですか\(^O^)/

>落札価格は15000円だったように記憶してます。
な、な、なんと!!! 小生の落札価格と一緒ではないですかぁ\(◎o◎)/!
こんな偶然、あるんですねぇ〜☆〜(^-゜)v

杉ちゃん宅では現在休眠中のようですが、パワーアンプ次第でかなり使えるアッテネーターだと思います。また、昨夜から24時間以上ぶっ続けで結線してるパワーアンプとプレーヤーを通電しているのですが、大分柔らかさがでてきました。パッシブとはいえ、通電による抵抗のエージングで音がこなれるような気がします。
使い続けると一皮むけるかもしれませんね(^o^)v
2009/5/28(木) 午前 0:51 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\¡ø·¿¡¼
ジムラン21さん、こんばんは♪
大変丁寧に作られている製品だと思います。

>AVアンプのカテゴリーに出品されていたのが不思議です。
以前、かなりマニアックなDAコンバーターが「ポータブルCDプレーヤー」のカテゴリーに出品されていることがありました。いつもは熾烈な入札合戦で高額になりなかなか落札できませんでしたが、その時は小生以外入札なしで、相場の半値以下で落札することができました。
とにかく様々な場所を探索することが、オクでのトレジャーハンターの第一歩かもしれませんね!

>杉さんみたいに15000円で買えるのなら私も使ってみたいです
杉ちゃんも小生も、偶然同額にて入手しました。「二度あることは三度ある」かもしれませんよ、ジムラン21さん(^o^)v
2009/5/28(木) 午前 1:01 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
¡­饢\¤\³\ó
こんばんは

ソフトンはアナログの音がするというModel2真空管DACで、ずっと追いかけてました。そっちは本当にソフトらしいですが、Model5はソリッドなんですね。

なめちゃんさんが、オークションのAVアンプの分類までチェックしているのには驚きました。そういえば、システムコンポの分類にもレアなピュア製品が見つかることがあります。出品時に間違うケースなのでしょうか。

「オクのトレジャーハンター」というのは、面白いコンセプトですね。いまはSP、AMP、CDPとも満腹状態なので、しばらくそちらでいきましょうかね。(笑)
2009/5/29(金) 午前 1:38 ¤¿¤äÁ¤ó
Yahoo!\¢\¡ø·¿¡¼
たっちんさん、こんばんは♪
当初はどちらかというと硬めの音質でしたが、徐々に柔らかさも出てきました。デバイスの違いとは一概に言えませんが、真空管を使用したソフトン製品とは異なるのかもしれませんね。

>いまはSP、AMP、CDPとも満腹状態
たっちんさん宅はソナスも入り、かなり幸せそうですからねぇ\(^O^)/
でも、オクのトレジャーハンティングをしていると、満腹でも入る“別腹”機器を見つけてしまうかもしれませんよぉ〜(^o^)v
2009/5/29(金) 午前 2:49 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
Yahoo!\¢\¡ø·¿¡¼
この様な機器は使い方次第なんですよネ(^_-)-☆

評論家の‘シンプル・イズ・ベスト’と云う言葉に騙されてプリの
代わりに買うと結局は役不足でお蔵行きになる事が多い様です。

CDPをパワー・アンプに直接、接続して音楽を楽しむ方には重宝でしょうね(^_-)-☆
2009/5/31(日) 午前 11:20 \ޥꥢ¡¼\Î
Yahoo!\¢\¡ø·¿¡¼
マリアーノさん、こんにちは♪
かつて、80年代中頃、「シンプル・イズ・ベスト」の旗の下、CDPのパワーアンプ直結が流行しましたが、インピーダンス問題等もあり、鮮度は高いものの「音痩せ」「レベル不足」等の問題で、結局自然消滅しました。
最近のパッシブ型は、過去の欠点が解消されており、なかなか見事な製品が多いのも事実です。イルンゴのフェーダーは、恐らく現行100万クラスのプリでは太刀打ちのできない高みに達した音でした。ただし、コネクトするプレーヤーの出力部のクオリティに対しては非常にセンシティブなので、マリアーノさんがいうように「使い方」が難しい機器ですね。
まぁ、小生としてはやっぱりアクティブ型のプリアンプが好きですねぇ〜☆〜(^-゜)v

シンプル故に、アクティブ型以上に設計者の技量が問われるのがパッシブ型のようです。必然的に「使い手」の技量も問われる怖い機器です(^o^)v
2009/5/31(日) 午後 1:43 ¤ʤá¤Á¤ã¤óÀç¿Í
 

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