FC2ブログ

魔法の小箱か? アナログ・リコンストラクター♪(アーカイブ)

魔法の小箱か? アナログ・リコンストラクター♪

補正予算の関連法案が再可決され、いよいよ天下の愚策、総額2兆円に上る定額給付金の支給が決まった。

2兆円もの国費の有効な使い道、他にいくらでもあろうに、闇雲にばら撒くことしかできないとは情けない限りだ。まあ、給付が決まったからには直ぐにでも消費して、少しでも経済活性化に寄与しようと思う。

しかし、給付金12,000円で何が変えるのか・・・オーディオ機器は難しそうだ。
CDソフトなら4〜5枚は買えそうだが、、、と思案を廻らせて購入したのが、知る人ぞ知る?在阪の
オーディオアクサせりー・メーカー、インフラノイズ社が2001年に発売したちょっと怪しげな機器、
アナログ・リコンストラクター「AR−2000」だ。

\¤\᡼\¸ 1


今回、中古品を12,500円と、ほぼ給付金額で購入、これで少しは景気が良くなるのか(笑)

当時、アクセサリーマニアの間では結構話題になった製品なのでご存知の方も多いのではないだろうか。

アナログ・リコンストラクターとはいったい如何なるものか?
簡単に言えば、CDプレーヤーのアナログ出力信号を一旦光に変換することで、アースラインを通じて
流れ込むデジタル高周波ノイズをアイソレートして音質向上を図ろうというものだ。

メーカー曰く、そのアイソレート効果はDC〜500kHzの広帯域に及び、CDプレーヤーのみならず
SACDプレーヤーにも有効だという。

同様の思想で製品化されたアクセサリーとしては、出力信号をトランスを介して伝達することで、アースラインに混入するデジタルノイズを排除することを目指したマッチングトランスが挙げられる。

CDプレーヤー草創期の名機、フィリップスのLHH2000も出力にトランスを搭載していたことから、
LHH2000の音質の良さはこのトランスが大きく関与しているともいわれ、一時期、マランツやウエスギなど各社からマッチングトランスのアクセサリーが発売されたのは記憶に新しい。

マッチングトランスが、トランスを経由することでアナログ信号に混入したノイズを削ぎ落とそうとしたのに対して、AR−2000は、信号形態そのものを変換しその過程でノイズを除去しようと試みた製品のようである。

アナログ信号を光に変換するだけで、デジタルノイズを完全に遮断できるという理論はいまひとつ
釈然としないが、使ってみなければ何とも言えまい。

以前より、試してみたかったのだが、定価95,000円はトライアルとしてはいささか高価で二の足を踏んでいた。今回、たまたま格安の中古品が見つかったことで導入する運びとなった。

比較的古い製品の方が効果がわかり易いのではと思い、拙宅システムの中でも古参のCDプレーヤー、
ビクターXL−Z1000(トランスポート)+XP−DA1000(DAコンバーター)に使用してみることにした。

使い方はいたって簡単、XP−DA1000のRCAアナログ出力をAR−2000のIN端子に接続、
AR−2000のOUT端子をプリアンプに接続するだけだ。

AR−2000の入出力は、RCAアンバランスとXLRバランスの2系統があるが(シンクロは不可)、
今回はRCAアンバランス接続とした。
AR−2000の出力は、プリアンプのマランツSC−5+bb−5に接続、DC駆動により微細な変化を感じとろうという作戦だ。

\¤\᡼\¸ 2


さて、その音質検証。
当初、接点が増えることによる音質劣化が危惧されたが、拙宅システムでは劣化を感じることはなかった。もっとグレードの高いシステムではわからないが、通常のシステムでは大丈夫であろう。

全体に間接音成分が増えたように聴こえ、余韻の美しさが際立つ感じだ。
この有機的な響きの付加は、上質な真空管アンプが醸し出す雰囲気に近似している。
乱暴な言い方をすれば、CDの音がスーパーアナログの音になったような感じだ。

ちょっと意地悪なソフトを試してみた。
前橋汀子「チャイコフスキー&メンデルスゾーン/ヴァイオリン・コンチェルト」、1985年の
デジタルレコーディング盤だ。
デジタル録音初期の名盤だが、現在聴いてみると、まだ“デジタル”を意識しすぎたのか、
ヴァイオリンの音色が現在よりソリッドに録られており、若干、耳に刺激を感じる部分もある。

AR−2000を介しての再生では、高域の倍音成分がキレイに分離し、ヴァイオリン高弦のギスギス感がほぐれ、艶やかな聴きやすい音色へと変化する。

AR−2000は、俗にいう「デジタル臭」対策に効き目がありそうだ。
以前のCDプレーヤーやCDソフトは、冷徹で音のエッヂが鋭角で耳にきつい「デジタル臭」がつきものだったが、AR−2000を通すことにより、かなりこの「デジタル臭」を緩和することができよう。

と、ここまで読まれた方は、「AR−2000は音を良くする魔法の小箱か?」と思われるだろう。
実は、メリットもあればデメリットもあるのだ。

CDプレーヤーを前述のビクターから、エソテリックP−70+マークレビンソンNo.30.6Lに
かえたところ、ビクターでは分からなかった僅かな解像度の低下を感じたのだ。

例えば、マイルスのペットが本来もつ鋭角な響き、音のエッヂまで丸め込まれてしまい、緊張感のある演奏がのんびり、まったりとしてしまう。
これは、ごく僅かの感覚的な問題なのだが、気になる方は良しとしないだろう。

以上の点から、AR−2000は「デジタル臭」のするちょっと前のCDプレーヤーをお使いの方や、
刺激的なデジタルの音に辟易している方にとっては大きな武器となるといえよう。

いずれにしても、機器によっての相性は結構あるようなので、AR−2000に興味を抱かれた方は、
ご自分の耳で確かめていただきたい。

コメント

コメント(0)
コメント投稿
非公開コメント

仙人郷 ~今日の言葉~

仙人郷アクセスカウンター

Yahoo!ブログより継続カウント
オーディオ三國無双 猛将伝 : 190,833、 オーディオ三國無双 猛将伝Ⅱ-不死鳥伝説- : 834,465、合計 : 1,025,298 より継続

プロフィール

なめちゃん仙人

Author:なめちゃん仙人

★☆★ The audio brand I use habitually ★☆★

JBL Mark Levinson Jeff Rowland D.G. Cello PASS Laboratories KRELL GOLDMUND WADIA

dCS McIntosh EMT Benz Micro Switzerland GRADO ortofon counterpoint VIMAK LINN

WireWorld audioquest SUMIKO SHURE Audio-Technica LYRA PhaseTech Cardas Audio

SONY MARANTZ LUXMAN PIONEER  Exclusive VICTOR DENON CEC ESOTERIC  Technics

YAMAHA Timelord FURUTECH OYAIDE Audio Design PAD PS Audio SAEC Nakamichi

TASCAM muRata S/A LAB CANARE BELDEN ACROLINK SILTECH MONSTER CABLE   

ジャンルランキング

[ジャンルランキング]
音楽
78位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ジャズ
3位
サブジャンルランキングを見る>>

カレンダー

07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR