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赤い彗星、逆襲のぁっシャア♪(アーカイブ)

赤い彗星、逆襲のぁっシャア♪

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オーディオを30年以上やっていると、時にして信じられないような「音」に出くわすことがある。
小生もこれまで何度か、そのような「驚音」を体験している。

今回、拙宅のリファレンスアンプ群で鳴らした「赤い彗星」も、数少ない「驚音」体験のひとつと言える。

既述したとおり、NECのA−10?とのカップリングによって「赤い彗星」の大まかな基本性能は確認できた。
「赤い彗星」を一言で表すならば、“圧倒的CPの高密度小型スピーカー”と言えよう。

ゆったりとした空間表現を得意とする音場型スピーカーと言うよりは、
ソリッドで精緻に個々の音のエッヂを描ききる音像型スピーカーに思えた。

しかし、この思いは「赤い彗星」をリファレンスアンプ群により駆動することで、見事に瓦解することとなる。

さて、リファレンスアンプ群による「赤い彗星」試聴前に、送り出しのプレーヤーを変更することにした。

A−10?ではトランスポートにエソテリックP−70,DACにマークレビンソンNo.30.6Lをチョイスした。
圧倒的な情報量と、豊穣な表現力のペアで、リファレンスプレーヤーとしては申し分ないのだが、若干ハードな表現が「赤い彗星」のキャラクターと被る傾向が感じられた。

そこで、ここでは、暖かみのある肉感的な表現やアコースティック系の生々しい表現では、エソテ+レビンソンペアをも凌駕する、VIMAKのDT−1000(トランスポート)とDS−2000 Mk?(DAC)をリファレンスとした。

試聴には、以下のアルバムを中心に進めた。

★ダイアナ・クラール「THE LOOK OF LOVE」
 定番女性ジャズ・ヴォーカル。 耳に馴染んだアルバムなので、音評価がしやすい。
 ダイアナ・クラールの肉声感をどこまでリアルに描けるか。煌くストリングスの美しい音色を表現できるか。

★カーメン・クエスタ「DREAMS」 
 ドイツのテラークとも言われるSKIPレーベルの超ワイドレンジ盤。 
 両エンドに良く伸びたレンジ感は、小型スピーカーにはかなり難敵か。
 透明度の高いカーメン・クエスタのヴォーカルと、旦那チャック・ローヴが弾くアコースティック・ギター
 の力強い音色を等身大のスケールで表現することができるか。

★チャイコフスキー 祝典序曲「1812年」 シャルル・デュトワ指揮 モントリオール交響楽団 
 これは言うまでもない、意地悪ソフト(笑)。 「1812年」を広大なスケールで磐石に描ききる
 小型スピーカーが存在するのか。 ご存知、クライマックスの「大砲」、その底力や如何に。

いくつかの、プリアンプとパワーアンプを組み合わせながら試聴を進めていったところ、
出くわしたのが前述の「驚音」である。

その組み合わせは、プリアンプにアキュフェーズのデジタルプリDC−300、パワーアンプに同じくアキュフェーズのモノラルパワーアンプM−1000ペアである。
トランスポートDT−1000からはAES/EBUデジタルケーブルでDC−300とデジタル接続。

このアキュペアで聴くと、あら不思議、音像型と思っていた「赤い彗星」のスピーカー間、上下左右に
広大な音場が表出、また深遠たる奥行きが生まれたではないか。
まるでプレーナー型のスピーカーを聴いているようである。

以前、これと同傾向の音の表現をするスピーカーを聴いたことがある。
静電型スピーカーとして一世を風靡したアポジーの「Diva」だ。

C−280VやクレルのKBLだと、スピーカー間より2歩も3歩もステージ前に歩み寄り歌っていた
ダイアナ・クラールが、ステージ中央に佇みながら熱唱、その奥に極彩色のストリングスが響き渡る。
アコースティックギターの残響音がピアニッシモで空間に溶け込んで消失する美しさが際立っている。

これは、DC−300のアナログプリにはない抜群のSN比が寄与しているのだろう。
また、M−1000の微小音域での表現の巧みさもシナジー効果となって、美しい音場を形成していると思われる。

俗に「家庭では出しても5〜10W。何百Wのアンプを持ち込むなど愚の骨頂である。」みたいな説が、
まことしやかに流れているが、そういう方にこそアキュの大出力モノラルパワーアンプを聴いていただきたい。

拙宅のM−1000や、現行のM−6000は、大出力をベースにした「大音量でのエネルギー感」と
いうよりも、消え入りそうな微小レベルでの「静寂感の再現」にプライオリティがあるのが分かるであろう。

「1812年」のクライマックスでは、空間を埋め尽くす楽器群の煌めきが見事に再現される。
「大砲」の重量感はそこそこだが、バランスが良いため力不足は感じない。
相当な大レベルをぶち込んでも、ユニットが底打ちクリップしそうにはならない。 大した耐久力だ。

これは、とても小型スピーカーの音ではない。
A−10?で鳴らした時の音とは次元が異なる表現力だ。 
恐るべし「赤い彗星」!

もうひとつ凄かったのが、プリアンプにマークレビンソンのML−10A、パワーアンプにMC−25000BKで鳴らした「赤い彗星」だ。

これは、もう「耽美」の世界である。
ヴォーカルが、ギターやピアノが、ストリングスが、とにかく美しい。
また、単に美しいだけでなく、その根底には底知れぬフツフツとした熱情を感じる表現だ。
先ほどのDC−300+M−1000とは対象的に、ダイアナ・クラールが耳元まで来て、熱い息吹とともに生々しく切々と歌い上げる。 
ML−10Aをそのままに、パワーアンプをソニーのTA−NR1に切り替えると、温度感は若干下がるものの、個々の音のデティールの精緻さや、ピシッと立つ定位感の向上が聴き取れる。
 
この生々しい表現は、JBL K2にも比肩し得る再現性だ。
誠に脅威である。 
仮に、K2が不具合で聴けなくなったとしても、「赤い彗星」の音で十分代役が務まるであろう。

「赤い彗星」、値段は安価だが、アンプに対する要求度は極めて贅沢なスピーカーだ。
恐らく一般には、小生がA−10?で聴いた印象までが限界であろう。

しかし、なめてもらっては困る。
アンプのグレードが上がれば上がるほど、追従してくるだけの潜在能力を秘めているのだ。

ビギナーが、入門用としてベーシックなアンプとの組み合わせで「赤い彗星」と付き合い始め、
徐々にアンプをグレードアップしていっても、その都度十分応えてくれる懐の深さもったスピーカーだ。

読者諸兄の自慢のアンプでも、一度「赤い彗星」を鳴らしてみてはいかがだろうか。
そこには、思わぬ「驚音」の発見があるかも知れない。

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