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R1 VS 600AV異種格闘技戦♪(アーカイブ)

R1 VS 600AV異種格闘技戦♪

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前回の記事は、「CDプレーヤーのビンテージ機器は現代でも十分通用する音である」 という結論でしめくくった。

まぁ、これではありきたりの比較試聴記で終わってしまうのでは、という読者の声(?)にお答えして、
今回はもう少し異質な比較検討をすることによりR1の力を浮き彫りにしようと思う。

果敢にも、名器R!にチャレンジするのは、写真でR1の上に設置されている、パイオニアのDV-600AVだ。

そう、「あの」DV-600AVといったほうが読者諸兄には判りやすいかもしれない。
ちょっと前に、様々なオーディオ系のブログやホームページで大変「もりあがった」、
パイオニアのローコストユニバーサルプレーヤー(2007年発売)である。

簡単に触れると、実売1〜2万の600AVのドライブユニットとDAC基盤が、
ゴールドムンドのCD/SACDプレーヤー、エイドス20Aに搭載されていたことから、
両機をめぐって、喧々諤々、熾烈な論戦が繰り広げられたのである。

欧米のハイエンド機器が、日本製の“ローコスト”ドライブユニットをOEMで搭載するのは、
莫大な開発費がかかるメカエンジンを独自で開発できない海外ブランドにとっては、昔から当たり前ことであり、
小生にしてみれば別段、驚くことではなかった。
ローコストなDAC基盤をアレンジして搭載するケースも、海外ハイエンドメーカーでは多々存在する。

しかしながら、今回は一部マニアから「1万円のプレーヤーを100万で売るのは許せない」とか、
「ゴールドムンドを詐欺で訴えよう」みたいな珍論暴論まで飛び出し、賛否両論、大変、滑稽な論戦であった。

当時、小生は両機とも聴いたことがなかったので、特に論戦には参加せず俯瞰していたが、
ほとんどの方は、自分の耳で両機を聴くことも無く「価格」や「ブランド」、「思い込み」で持論を繰り広げていた。

実際に、両機を自室に入れて、比較された記事を書かれていた方はお一人だけであった。
その方の記事は、やはり実際に耳にして書かれたものだけに、大層興味深く、説得力のある内容であった。

その後、小生は両機を試聴する機会に恵まれた。
その結果云々は、本稿の主旨とは関係ないので特に触れないが、
簡単に言えば、同じ「100円の鯵」でも、小生が調理するのと、道場六三郎が調理するのとでは、
「味」も、お品書きの「お値段」も大きく異なってあたりまえ、という感じか(笑)

−話題閑休−

というわけで、一世を風靡した(爆)600AVがR1にどこまで迫れるか! が今回のお題目。

最近ナリを潜めていた「オーディオばか」らしい異種格闘技戦である。
600AVは、今回のために、わざわざ中古をヤフオクにて1万円で購入した。
R1の実力からすると、CDフォーマットでの比較は、いくら600AVに20年の「時間」という
アドバンテージがあるにせよ、分が悪いように思えた。

そこで、今回はCD/SACDハイブリッドソフトを試聴ソフトとし、
R1にてCDレイヤー、600AVにてSACDレイヤーを各々再生し、比較してみることにした。

時代も価格もフォーマットも全て異なる同士の比較・・・・これが異種格闘技戦とした本意である。

試聴ソフトは、厳選ヴォーカルアルバム(CD/SACDハイブリッド盤)を2枚。

・『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』ノラ・ジョーンズ
  CD/SACD以外に重量級アナログ盤も含め、いやっというほど聴いた、耳だこアルバム。

・『イパネマの娘』グレース・マーヤ
  ボサノヴァの名曲からスティングの「イングリッシュマン・ニューヨーク」やシャーディーの
  「スムース・オペレーター」まで心にしみるメロディを高音質で録らえた快心のアルバム。

他の機器は、プレーヤーの個性を素直に出しやす機器をセグメントした。
プリアンプ:マークレビンソン No.38SL
パワーアンプ:アキュフェーズ M−1000×2
スピーカー:JBL K2S5500

先攻は600AV。

なるほど、SACDらしいレンジの広さを感じる。ノラのヴォーカルとバックのアコーステックギターの
響きの対比をリアルに再現する様は、CDと比較して全体の音情報量が多いのだろう。

音のグラデーションがきめ細かく多彩である。
この点は、とても1万円のプレーヤーが聴かせる音とは思えない再現性だ。
コストパフォーマンスは抜群に高い。

『イパネマの娘』#1「トレン・ダス・オンゼ」、グレース・マーヤのポルトガル語の発声が的確で
にじみが無い。  
ぺなぺなの軽い躯体にしては、溌剌としたパーカッションが奏でるサンバのリズムも力強く芯がある。

が、気になるのは、終始つきまとう「軽さ」である。

全体に響きが過多で、フワフワとした「軽さ」が耳に付く。このため音楽に集中できない。
この点、オーディオ専用機と比較してコンストラクションと電源系のクオリティ差が鮮明に表れたといえよう。

さて、後攻のR1。

フォーマットの差を感じさせないワイドレンジ感。
こうして比較すると、各々ヴォーカルのリアリティが全く異なる。どちらがSACDかわかならい。

特に中域をコアとした音の密度感が600AVとは大きく異なる。
ノラのヴォーカルのスモーキーさ、アクの強さが600AVよりも増して感じる。
600AVは、「お口くちゅくちゅモンダミン」をしまっくたノラのようだ。

『イパネマの娘』#8「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」、カリビアンリズムの弾むような
心地よさ、間奏のギターソロもスパッと決まって爽快だ。
#11「マスカレード」、カーペンターズの名唱でもおなじみ、レオン・ラッセルの名曲である。
マーヤのピアノ弾き語りに引き込まれる。 エコーを最小限度に抑えたヴォーカルが実にリアル。
カレンにも負けず劣らない名唱だ。
600AVだと、この点、リヴァーブでもかけたように好ましくない響きがのる。

あくまで、拙宅のシステムと2枚のヴォーカルアルバムでの比較だが、
小生としては、600AVよりもR1の音に魅力を感じた。

しかしながら、何度も言うようで何だが、1万円の価格を考えると600AVのCPは抜群だ。

オーディオ入門者には十分ではないかと思えるクオリティを有している。

前述したゴールドムンドではないが、筐体の整振とインシュレータの吟味、電源系の強化を図れば、
下手な中級機を喰う潜在能力を秘めているかもしれない。

まずは、久々、「オーディオばか」らしい試聴ができたのではないだろうか。

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